一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

池田亀監「古典学入門」

2012年10月20日 | 古典文学

古典とは何か,古典のテクストはどのように伝えられて来たか,テクストの確定はどう行われるか,古典をどう読むべきか.こうした問いに実例豊かに答え,文献学とはどんな学問かを説く.小著ながら平安朝文学研究の第一人者として知られる著者(一八九六―一九五六)の力量が存分に発揮されている.原題「古典の読み方」. (解説 秋山虔)

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