再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

2つのクラウドはビジネスを変えるか?

2013-12-01 10:23:20 | コラム
「Cloud」と「Crowd」。

日本語読みすると同じクラウド。英語が得意な人は、ちゃんと発音が違うでしょうが。

この2つのクラウドがこれからのビジネスを如何に変革していくだろうか。

前者の「Cloud」は、ICT・コンピュータ業界から発したもので、ユーザーはクラウド(雲、ネットワーク)の中で各種プロバイダが提供するさまざまなサービスをネット経由によって利用するというもの。

ユーザーは、大きな初期投資をすることなく、さまざまな問題や課題に則したデータ処理やデータ格納をインターネット経由でサービスとして利用することができる。

後者の「Crowd」は、Crowd sourcing(クラウドソーシング)のことで、狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態であり、広義では、必ずしも雇用関係を経ずして、不特定多数の人によって恊働で進められるプロジェクト全般を意味する場合もある。

このような業務形態は、まだ発展途上ではあり、現状ではホームページ作成、チラシデザイン、デーテ入力・分析、システム開発などのような比較的定型化がしやすい業務に限定されているものの、今急速にその広がりを見せており、今後、もっとさまざまな業務領域に及ぶものと思われる。

当社としても、前者のクラウド化は、まさに一丁目一番地のテーマであり、早急に対応が求められている。

また、後者については、当社としてデータ収集や分析をノウハウとして蓄積していく必要があり、そのためにはできるだけ迅速かつ効果的に、こうした多数の方々の知恵を集める仕組みの一つとして、大いに活用できるかもしれない。

いずれにしても、5年後あるいは10年後には、間違いなく今とまったく違った働き方やビジネスモデルが当たり前となっていることであろうし、そうした時代の先を読みながら、自らの意識と組織体制の変革も加速させていきたい。

競争に生き残るものは、最も強く大きいものではなく、最も変化に対応できるものである。

この格言は、当社のような小さなベンチャー企業こそ、真っ先に実践すべきものである。