再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

直接コミュニケーションの効用

2012-10-08 12:48:52 | チャット
先週から年1回の全社員との面談を行っている。

一人あたり1時間程度ではあるが、まずは対象者から昨期の自己分析による総括を聴き、その上で今期の計画や意気込みを語ってもらう。

普段から仕事の場面や飲み会などで、いろいろと話はしているつもりでも、いざ1対1で場を改め正対して話をするとなると、それも自分自身のことを中心に話をするとなると、お互いになかなかエネルギーがいるものである。

特に、社員の皆さんは社長との個人面談ということで、それなりに緊張し、おそらく疲れることであろう。少なくとも楽しくはないはずである。

私としては、こういう場ではある程度言葉や表現は選ぶものの、自分の日頃感じていることやこの場で感じたことをできるだけ素直に相手に伝えようと努力しているつもりであるが、果たして、どの程度その思いや考えが伝わっているだろうか。

むしろ、どの程度、その方の言ったことや言いたかったことを理解できただろうかという方が重要かもしれないと思う。

ついついこちらから一方的に話してしまうことだけは、気をつけなくてはいけないとは思うものの、はっと気づくと、いつも私が話しているでは駄目である。

いずれにしても、こうした直接のコミュニケーションは、やはり大切だなとつくづく感じる。

なによりも自分自身が最も勉強になる。面談後に振り返ってみると、いろいろな重い思いもずっしりと心に残ることもあるが、それでも相手を理解する上では本当に重要なことだと思わざるを得ない。

どうしても、社長という立場であると、ついつい自分のことを理解してもらいたいと手を変え品を変え話をしたがるものであるが、まずは相手を良く理解することが第一歩だということも、今更ながら再認識した。

もっともっとこうした場を自ら作っていかなければいけないと、これも反省点の一つであるが、今後の糧としていきたいと思った次第である。年1回ではなく、もっとやろうかなとも考えているが、社員にとってはいい迷惑だろうか。

結果として、私が一番成長をさせてもらっているのかもしれない。正直そんな気もしている。

また、明日からの数人との面談も残っているので、頑張りたいと思う。