再び原点回帰なり!

未熟なビジネスマンの心のつぶやき

ポスト団塊世代の働き方

2012-03-10 09:59:58 | チャット
1955年から、1975年までの20年間に生まれた人の中で、その就業人口はおよそ2,500万人ぐらいである。これは総労働人口の約35%にあたる。
この層の人達は、現時点での働き盛りであり、日本社会の中核的な役割を担っている。そして、この世代には、いくつかの共通する特徴がある。
第一に、平和な時代を過ごせたこと。第二に、日本の経済的な成長を享受できたこと。そして、自分の将来に何かしらの希望を持つことができたこと。
つまり、この世代は、一口で言えば極めて恵まれている。国内だけではなく、世界的な視点からも、本当に幸せな世代ではないだろうか。
ただこれは自分たちの努力の結果ではなく、そのほとんどが諸先輩方のお陰である。古くはかの戦争で尊い命を捧げた方々、戦後の悲惨な状況から必死に国の復興に努力してきた方々、要はおじいちゃん、おばあちゃんとおとうさん、おかあさん世代のお陰である。
このことを真摯に見つめた時、この世代の人間が今後いかに振舞っていくべきかは、自ずとみえてくるのではないだろうか。
「残りの人生を恩返しに充てる!」
まずは、こうした発想が今後の働き方と生き方の基本となるのではないか。
年金制度など、この国の社会保障制度が急速な高齢化社会の到来と共に、大きく揺らいでいる。
例えば、この世代で元気に働ける人は、年金などもらわないという選択肢があってもいい。年金は自分のためではなく、今の高齢者のために払っているのだ。その高齢者のお陰で、今の自分たちがあるということを忘れてはいけない。
そのためにも、まずは心身共に健康を維持して、働けるまで働く。若者を時に叱咤激励しつつ、時に優しく見守りつつ、社会を今より少しでも良きものとするために働き続ける。
引退などは考えない。要は死ぬまで働く。
恵まれたポスト団塊世代こそ、こうした覚悟を持って日々生きたいものである。私もその世代の中での先輩格として、率先垂範の働き方、生き方を実践して示していきたいと思っている。