稽古なる人生

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中国、尖閣に漁船団予告「日本は制止できぬ」

2020年08月06日 | 政治や歴史など

(中国海警局の武装船・写真はすべて海上保安庁のサイトから引用)

8月3日 産経新聞朝刊
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中国、尖閣に漁船団予告 領海侵入 「日本は制止できぬ」
中国政府が日本政府に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での多数の漁船による領海侵入を予告するような主張とともに、日本側に航行制止を「要求する資格はない」と伝えてきていたことが2日、分かった。16日に尖閣周辺で中国が設定する休漁期間が終わり、漁船と公船が領海に大挙して侵入する恐れがある。日本の実効支配の切り崩しに向け、挑発をエスカレートさせる可能性もあるとみて日本政府内では危機感が高まっている。(半沢尚久)
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上は、8月3日の産経新聞の朝刊の記事である。なぜか他の新聞やテレビではほとんど報じない。


(海上保安庁のHPより https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html

中国は、昨年7月にも、ベトナムの排他的経済水域で、公船とともに海上民兵船が活動した前例がある。
そして今年6月に法改正を行い、公船が所属する中国海警局と中国海軍が同じ指揮系統で運用可能になった。
つまり、尖閣周辺で中国軍の艦艇と公船(という名の武装船)、そして漁船を名乗る民兵船が共同作戦を行い、
尖閣諸島で本格的な上陸作戦を実施するという可能性が異常に高くなっていると見れるのである。



今回の中共の挑発( 「日本は制止できぬ」と言い切ったこと)は、これはもう宣戦布告と同じではないか。
日本としては「断固として阻止する」とただちに言わねばならないところだ。
「遺憾です」などと何万回言っても無駄である。

しかし現状は肌寒い。
確かに日米安保条約の範囲に尖閣諸島も含まれると在日米軍は言明したが、
それは有事になってから。そして自衛隊も有事にならないと動けないのが現状だ。

実際には中国は有事、つまり軍事力を表に出さないで行動する可能性のほうが高い。
中国軍に守られた漁船を名乗る民兵船が大量に押しかけ、そのうち数隻が上陸する可能性が高いのだ。
今の海上保安庁の巡視船十数隻だけは数百隻の民兵船を阻止するのは無理である。
グレーゾーンを狙って挑発を繰り返し、先に日本に手を出させるというのが中国のやり方である。



それに対応するには、日本も法改正をただちに行う必要がある。

まずは、今すぐにでも尖閣諸島で一番大きな魚釣島に警察官を常駐させること。
上陸してきた民兵を検挙するには、それなりの規模と装備が必要だろうがぜひ実施してもらいたい。
民兵と銃撃戦など起これば、それは中国軍から始めた戦闘行為であり正当な防衛と国際的にも主張できる。

逆に民兵を上陸させてしまったら取り返しがつかない。
漁民(実際には民兵)を保護するという名目で、おそらく中国軍が武装兵を上陸させ、
たちまちのうちに実効支配をしてしまうだろう。
これは南沙諸島で中国がさんざんやってきた手法である。

漁船を名乗る民兵船が現れたら、ためらわずに臨検すれば良い。
その中の1隻でも武装していれば、それは戦争状態と捉えるべきだ。
何があっても絶対に漁船を名乗る民兵船を尖閣諸島に上陸させてはならない。

急ぎ、先手で8月16日までに武装警察官を常駐させること。
並行して国の役人(国土交通省、他)が調査と測量を行うこと。
灯台と監視カメラ、船着き場、そしてヘリポートを設営すること。
町名番地の表記、郵便ポスト(無人でも定期に回収を実施する)を設置ずること。
尖閣諸島の天気予報、漁業情報を毎日発表すること。
常駐警察官や、海上保安庁の巡視船に対しての攻撃はただちに反撃可能と周知徹底しておくこと。
水産庁の漁業取締船にも最低限の武装を行い、海上保安庁の巡視船と連携行動を取ること。
大正島は米軍の爆撃訓練場所になっているので自衛隊と共同して訓練を実施すること。


(中国軍は総出で尖閣諸島を狙っている)

かなうなら、今すぐにでも私自身が魚釣島に常駐させて欲しいぐらいだ。
上陸してきた中共の民兵に、たとえ殺されようとも無駄死にはならないと思う。

戦争の危機は尖閣諸島ですでに始まっているのだ。
平和ボケしていてはならない。

戦争を避けるには、相手に、絶対に隙を見せてはならない。
衝突が起こっても初期の段階で断固とした措置を取るしか無い。

16日は再来週である。国会はいま、夏休みを取ってる場合では無いだろう。
少なくとも超法規的な何らかの措置を水面下で模索し講じていると信じたい。河野太郎がんばれ!
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