稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

武漢ウイルス(新型コロナ)に思う事。

2020年03月30日 | 剣道・剣術
少人数ながらも稽古を続けていることについて、
かなり感情的に非難されたのでここに考えを書いておく。

イタリアのように高齢社会で、
衛生観念(マスクや手洗い)が日本ほどでは無く、
日常生活で握手や抱擁を頻繁に行い、
帰宅しても靴を脱がない生活習慣では、
驚くほどの死者数(本日で1万人越え)を出してしまっているのが現実である。
6,000万人の人口からすれば死者数は0.017%で決して無視出来ない数値になりつつある。

しかしながら日本は死者は54人。
人口が1憶2,595万人だから、0.000043%で、1万人のうちの0.43人、
言い方を変えれば2万3,000人いたら1人が死ぬという確率でしか無いのである。

これははっきり言うが大きい数値とは言えない。

感染して死ぬのは80才以上が中心で、次に70才以上。
高齢者は注意して生活すべきだと思うが、ほとんどの社会人は関係ないレベルなのだ。
(もちろん、感染者数と死者数が爆発的に増えたらこうは言ってられないが)




(令和2年3月17日、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部の資料から)

現在のところ、日常生活に注意して、
外出時には人混みを避け、電車やバスの吊り革や手すりを極力触らす、
マスクを着用して、家に帰ったらウガイと手洗いをしっかりしていればかなり防げる。

何か持病をかかえていないのなら、
若い人は(注意しつつも)日常生活を続けるべきであり、
決して武漢ウイルス(新型コロナ)におびえて萎縮することが無いよう願っている。

普通の風邪と一緒と考え、体調が悪かったら栄養を摂って休養すること。
それでほとんどの人は治ってしまうのが今回のウイルスだと思う。

問題は風邪の症状が出た人が、慌てふためいて病院に行くことだ。
今回の武漢ウイルス(新型コロナ)は感染力が高いのは事実だ。
かかってしまった人は、他の患者にうつしてしまうことになるし、
かかっていなかった人は弱った身体に武漢ウイルス(新型コロナ)をもらってしまう。

調子が悪いと思ったら、病院には行かず、自宅に帰って栄養つけてよく寝ること。
それで充分なような気がする。というか、そのほうが良いと思う。

それから一般の社会人は身内であっても老人には近寄らないこと。
誰もがどこかでウイルスを付着させる可能性を持っている。
それをそのまま老人の近くに持ち込むことは避けるべきなのである。

慌てふためいて検査などするからマスコミは騒ぎ、
感染者を抱えた企業は大きな痛手をこうむっているのが現実である。
これはマスコミによる魔女狩りのような気もしてしまう。
今回の騒動を見る限りマスコミなど害の方が大きい。

感染しても「大したことは無い」と思うことこそ正しい。

昨日初めて知ったが、どこかの剣道団体さんが、
「うちに稽古に来ませんか?」とPRして非難をあびていた。
場所を見たら、私の職場のすぐ近くである。

これには反対する。
見知らぬ者が大勢集まるような稽古会はやり過ぎだろう。


(一刀流の木刀と鬼籠手)

私は剣道稽古も一刀流稽古も続けているが、
少ない人数で細々と自己責任の範囲で行っているのだ。
呑気に考えているのでは無い。
健全なる危機感を持って適正に行動しているのだ。

それを、過剰反応して、感情的に非難してもらっても困るわけである。

武道家たるもの、今こそ「平常心」で過ごすべきでは無いか?
慌てふためいて、驚き、騒ぎ、悲しみ、怒り、感情的に行動することなどあってはならない。
今こそ、どう判断し、どう行動すべきなのか、冷静になってよくよく考えて欲しいものである。


追伸

武漢ウイルス(新型コロナ)で入院していた志村けんが肺炎で亡くなった。
好きな芸能人だったのでこれは少なからずショックである。
謹んでご冥福をお祈りしたい。本当に残念である。
コメント
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