稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

昨夜の稽古(S剣友会)

2017年09月29日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
初めてS剣友会にお邪魔したのは2013年の1月。
2年後に控えた七段審査を日増しに意識し出していた頃だ。

ということはもう足掛け5年に及ぶ出稽古になる。

最初は出稽古組はYさんという私よりも少し年配の六段の方だけで、
ずっと二人だけで基本稽古(一拍子の面打ち)をやっていた。
今のように実戦的な稽古があるわけでなく延々と基本打ちが続くのである。

最初は「こんなん役に立つのかな?」と思うほど、
稽古は単調で、左のふくらはぎが痛んで来るし、正直、退屈に思っていたのだ。
しかし1年近く過ぎた頃から実戦的な稽古も増えてきた。
つまり土台が出来て建物を作る段階になったと言うわけだ。

この単調な稽古と実戦的な稽古(地稽古はほとんど無い)は、
思うのほか効果的で、七段審査に自分で驚くほど早く受かってしまったのだ。
20年近くも五段と六段の審査で悩んでいたのは何だったんだ?と思うほどだった。

S剣友会に出稽古としてお邪魔して、その結果に七段を頂いて、
何のお返しも出来ないまま悶々と感謝の気持ちを抱いて稽古してきた。
少々の後ろめたさもずっとずっとあったのは事実だ。

この10月より、木曜日の稽古会は「木曜会」となる。
会費は半期10000円。不定期の出稽古の方は1回500円である。
やっとこれで何となく感じてた後ろめたさ、居心地の悪さが無くなる。



さて昨夜の稽古。
出稽古は20名を超えている。

普通の切り返し、呼吸法を意識した切り返し、一拍子の正面打ち、返し胴の復習。
そして審査を意識した、相面、出小手、返し胴の実戦稽古。
コツは「間合いを取り、しっかりと構えること」。
確かにそうやると見栄えがまったく違うのがわかる。
約束稽古とは言え、相手を引き出して打っているのがわかる。

このあとは地稽古。
先ほどの約束稽古を思い出して何回か試してみる。

終って着替えて帰る間際に師匠に挨拶すると、
「100点満点を求め過ぎている」
「もう少し遠間から捨て切って打っても良い」とアドバイスされた。
実はこれは日頃悩んでいたところである。見ていただいていたのだな!

やっぱりここの稽古は良い。頑張ろう!
コメント
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