稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

昨夜の稽古(S剣友会)

2017年09月22日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
考えてみれば、ここでの稽古で自分の剣道を矯正しているわけだ。
それほど、放っておくと、自分勝手な剣風になり、妙なクセが出てくる。
矯正稽古が出来るような場所は他には無く本当にありがたい。
何年も通っているが、毎回のように新発見と反省が生まれる。

昨夜の稽古は返し胴の稽古中心。
1で受けて2で返す。1で右足、2で左足。
師匠のように強く速くは出来ないが何とか形にはなる。
左足を左前に出して返す方法と、右足入って左足引いて返す方法も教わった。
この2つは教わったが真似てゆっくりやっても難しい。

1で受けて2で返す返し胴は、7月の年輪ピック親善試合で決めた技だ。
七段相手なので2回目以降は通用しなかったが一応は実戦レベルにはある。
残りの2つの返し胴はかなり稽古しないと身に付かないだろうな。

打たれる稽古をしなくては駄目だと言われた。
打たれる状況を作って、それが打つ機会の「機をみて」につながる。
ガチガチに構えていては相手は打ってこないというわけだ。ああ難しい。

打たれるように仕向ける=いつでも打てる状況
打たれるように仕向ける=(相手が)打つ状況を作る
よって、相手が打とうとした瞬間はこちらも打つ瞬間ということになる。
先の先も後の先も同じというわけだ。ああ難しい。

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地稽古は七段同士で始まったがさすがに七段。
誘いに乗って来ないし、さきほどの1、2の返し胴が通じない。
自分としては、しっかりと構える部分と、少し構えを崩す部分がわからない。
構えも中途半端だし、崩し方もミエミエの崩しになってしまうのだ。
少しでも隙を見せると猛烈な打ちが飛んでくる。
ここを胴に返せば良いのだが合格点な胴は1本も打てなかった。

お互い打ち合っているとさっそく師匠から指導される。
打ったあとがもつれあって、ガチャガチャと見苦しい。
打ったあとは間合いを空けて構えなおさねばならないのだ。
うん、無我夢中ですっかり忘れていた。
絡み合う剣道では駄目だ。また反省また反省。

あとは数人と地稽古。
打ったり打たれたり、色々試したり試されたり。
まだまだ蒸し暑く、短いが気を抜けない稽古で大汗をかいた。
コメント
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