Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ソプラノウクレレ、ケース製作続き。

2014-07-16 23:43:14 | 日記


今日は雨のち曇り。
湿度が高めな一日でした。

作業はソプラノウクレレのケース製作。
昨日の続きでした。
箱になったケースの面だしから始めました。
ふたをした表板と底板は横板とツライチにしていきます。
同時に、材の微妙なゆがみも直しつつ、鉋をかけていきました。


平面が出た所です。


きっちり箱になった所で、ふたと本体を切り離していきました。
手ノコで切っていきます。


正確に一周切るのはちょっと大変です。


切れました。


切り離したふたと本体は切断面の平面を出して、本体の内側には段差をつけてさらに板材を接着します。



明日はケースの内装と塗装を予定しています。

今日の作業中のBGMはスーパートランプのブレックファスト・イン・アメリカでした。
LPレコードを持ってますが、CDに買い直した物です。
レコードの方は中学生の時、自分で買った始めてのレコードで、輸入盤でした。
当時はアナログ録音のはずですが、今、聴いてもいい録音で、クリアーな音です。

写真は製作中のウクレレケースです。

ソプラノウクレレ、ケース製作。

2014-07-15 23:48:39 | 日記


今日は曇りで、少し晴れ間もありました。

作業はソプラノウクレレのケース製作でした。
材料は在庫を使うつもりでしたが、サイズがほんのわずか足りず、新しく購入しました。
材料です。


材は桐です。
まずは、横板から始めました。
単純に箱を作るのですが、ちゃんと作ろうと思うと、それなりに大変です。
横板を組んだ所です。


接着部分はちょっと面倒な組み方をしました。


次は、組んだ横板に裏板を接着していきます。


最後にふたを接着してクランプ。
このまま乾燥させます。

明日もケースの続きを予定しています。

ソプラノウクレレのケースですが、今回はロングネックなので、ちょっと大きいです。
作業台はケースでほぼ占領されてます。
ギターサイズを作るのは、スペース的にちょっと無理かもしれません。

写真は製作途中のウクレレケースです。

ソプラノウクレレ、完成。

2014-07-14 23:15:48 | 日記


今日はちょっと曇る時もありましたが、まずまずの天気。

作業はソプラノウクレレの最終仕上げ。
まずは、エンドピンの製作から始めました。
材を切り出して、旋盤にセットして削りだしていきました。
削りだしが終わったら、軸のテーパーを整えて、磨いて仕上げました。


完成したエンドピンは、早速、ボディーにセットしていきます。
ピン穴はハンドビットでじわじわとあけ、リーマーでテーパーをつけました。
セットしたエンドピンです。


エンドピンもついて、最後の作業はブリッジのひげ飾りです。
バロックウクレレなので。ひげ飾りも18世紀のフレンチバロックスタイルをアレンジして作りました。
デザインしたひげ飾りを紙に書いて、板に張り、糸鋸板で切り抜きます。
切り抜きました。


元はフルサイズのバロックギターの物を、ウクレレサイズにスケールダウンしているので、切り抜きは結構大変です。
一つはだいたい2センチくらいで、細い部分は1ミリくらいです。


軽くサンディングして、面取りした所で、接着しました。


長らくかかりましたが、やっと完成しました。



明日はソプラノウクレレ用のケースを作る予定です。

写真は完成したソプラノウクレレです。
ソプラノサイズのバロックスタイルのボディーですが、弦長は402ミリあります。
先日完成した、コンサートタイプよりも長いです。

ソプラノウクレレ、弦張る。

2014-07-13 22:50:46 | 日記


今日は雨。
湿度が高く、気温の割には蒸し暑く感じました。

作業はソプラノウクレレの仕上げ行程でした。
まずは、指板面とフレットを綺麗にしていきました。
指板はわずかにセラックのはみ出しがあります。


綺麗にしたら、オイルとワックスで仕上げました。


指板の次は、ペグをセットしていきます。
セラックフレンチポリッシュでペグ穴にセラックの入り込みがあるので、ペグは少し浅めに差し込み調整してありました。
入り込んだセラックをリーマーで取り除きつつ、ペグの差し込み具合も調整していきます。
セットしたペグです。


続けて、ナットの製作に入りました。
材を削って、幅と高さを調整し、弦の溝を切った所です。


溝は浅めに彫ってあるので、弦を張って溝を調整し、さらに整形し、磨いて仕上げました。


もう少しで完成です。
表側です。


こちらは裏側。



明日はソプラノウクレレのエンドピンとブリッジのひげ飾りを作る予定です。

写真は弦を張ったソプラノウクレレです。


コンサートウクレレ、完成。

2014-07-12 23:54:19 | 日記


今日はちょっと曇る時もありましたが、いい天気。

作業はコンサートタイプの最終セッティングをしていきました。
まずは、ペグのセット。
今回はウェーバリーのペグです。
値段は結構しますが、なんとシンプルなパッケージ。


セットの仕方が、一般的なウクレレペグとはちょっと違うので、慎重に作業を進めました。
ペグは、軸穴にカウンターシンク加工をして取り付けます。
彫り具合は微妙です。
セットし終わったペグです。


グローバーよりもつまみが小振りで、品があります。
ペグの次はサドルを製作。
材の切り出しから始めて、厚さを調整し、高さも決めて、整形しセットしました。


次は、フレットを磨いて、指板もセラックのはみ出しを綺麗にし、ナットも製作して、弦を張って溝を調整。
こちらも整形して、磨いて仕上げました。


最後にチューニングして、音を確認。
やっと完成しました。
ボディー裏です。



明日はソプラノウクレレに弦を張っていく予定です。

今日は用事でココラボまで出かけました。
駐車場に車を止めて、リモコンでドアロックしようとしたら作動しません。
もう一度車に乗って、エンジンをかけてみましたが、反応なし。
電源が落ちているようでした。
鍵を何度かまわしているうちに、電源が復活。
またエンジンはかかりましたが、この先、なんか不安です。

写真は完成したコンサートタイプウクレレです。