Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ウクレレ、ブレイシング整形。

2013-03-26 22:31:49 | 日記
今日は曇り。
少し空が見える時もありましたが、寒い一日でした。

作業はウクレレのブレイシング整形をしました。
高さを削って、形状を整えていきます。

削り始めた所です。

裏板から始めて表板にかかりました。

表板はブリッジプレートも整形します。
ウクレレらしいウクレレはブリッジプレートがポイントだと思ってます。
今日で整形は終了。

明日はリペアも進めようかと思ってます。

今日は先日、ギターの撮影をしたあきたタウン情報さんから本が届きました。

表紙です。

記事面です。


昨日が発売日だったようですが、近所のコンビニにはまだ置いてなくて本日購入。
工房に行ってみるとタウン情報さんから本が届いていたので、かぶってしまいました。
でも、売り上げには貢献です。

写真はブレイシング整形が終了したソプラノウクレレの表板と裏板です

ソプラノウクレレ、ブレイシング接着。

2013-03-25 22:53:06 | 日記
今日は曇り。
夕方から少し雨が降って、夜は雪がちらちら。

作業はソプラノウクレレのブレイシングです。
リペアの予定でしたが、段取りをもう少し考える事にしました。
ソプラノウクレレはテナーウクレレと一緒に始めましたが、なかなか作業出来ずでした。
ブレイシング材を切りだして幅や厚みを調整。
長さを合わせてカットして行きます。
裏板用はアーチ加工しました。
ブリッジプレートも製作し、接着の準備は終了。
表板から接着して行きました。


続けて裏板。


今日で接着は終了しました。

明日はウクレレかリペア、どちらかをやるつもりです。

昨日の夜はNHKで「オヤジバトル」をみました。
演奏技術はともかく、バンドを歳をとってもやる事に感心します。
いろんな意味で元気が無いと出来ないと思います。

写真はブレイシング接着中のソプラノウクレレです。
小さい楽器でもクランプすると作業台はいっぱい。
なかなか並行作業が出来ないのはこのせいもあります。

オベーション、リペア続き。

2013-03-24 22:37:05 | 日記
今日は曇りのち晴れ。

作業は昨日のリペアの続きから始めました。
クラック部分は接着されたので、塗膜を少しならして磨きました。
クラックリペアの次はサドル下のシムの製作です。
オベーションはピックアップ一体型のサドルの下に弦高調整のシムを何枚かはさんであります。
音質を良くするため、ブリッジと同じ材でシムを作って行きました。
製作したシムとオリジナルのシムです。

オリジナルは三枚重ねでした。

製作したシムをセットし、指板とフレットを磨いて弦を張り直してチューニング。
これでリペアは終了です。

次はクラシックギターのリペアの準備をしました。
新規リペアギターです。


リペア内容はブリッジの再制作と全面塗装です。
フレットも交換予定なので、フルコース。
ブリッジははがれかかっています。

弦を通す穴がだいぶ摩耗しているので、ブリッジを作り直す予定です。
今日は色々段取りを考えて終了でした。

明日は天気の具合を見て作業を決めようと思ってます。

今日は日中いい天気でお出かけ日和でした。
どこかに出かけたいと思いながら、出かけるとお金がかかると考え直し一日作業。
新年度は週一くらいで休もうかと思案中です。

写真はリペアが終了したギターです。

オベーションエレガット、リペア。

2013-03-23 23:13:53 | 日記
今日は曇り。
気温があまり上がらず、寒い一日でした。

作業はオベーションのエレガットのリペアです。
ブリッジからボディーエンドにかけてヘアラインクラックが入っています。
クラックのアップです。


基本的にはクラックに接着剤を浸透させてクランプすれば終了です。
ただ、接着剤を何にするかとか、段差無く接着するための段取りとか、事前に色々と考えました。
接着剤がクラックの全体にしみ込ませてクランプし、明日まで乾燥させます。

明日は今日のリペアの様子を見て、次のリペアにかかる予定です。

今日はリペアの作業に入る前、昨日完成したパノルモウクレレの弦のテンションを計算しました。
弦計算尺を使うと弦の材質と弦長がわかればテンションを調べられます。
今回は総テンションを18キロ以下にしたかったのですが、15キロでした。
納品までもう少し時間があるので、チューニングを含めもう少し試してみようと思ってます。

写真はクランプ中のリペアギターです。

パノルモタイプ、テナーウクレレ完成。

2013-03-22 22:22:23 | 日記
今日は曇りで夜は雨が降ってます。

作業はパノルモタイプウクレレの仕上げ作業です。
まずは、ブリッジピンンセットから始めました。
ブリッジのピン穴に合わせて表板にドリルで穴を開けた後、リーマーでブリッジピンのテーパーと合わせて行きます。
調整中の様子です。


ピンがおさまったら、ブリッジのピン穴に弦を通す溝を切って行きました。
ブリッジの次はナットの製作です。
材を切りだしてナット溝に合わせ、弦の溝を切って行きました。
ナットをかりにセットして、木ペグもリーマー調整で差し込みを調整。
弦を張ってナットを最終調整して行きます。
指板をワックスで仕上げ、エンドピンもセット。
ブリッジもオイルで仕上げました。
弦を張り直してチューニングしやっと完成です。
ヘッド側から見た所です。


裏側です。


明日は今日出来たパノルモタイプの様子を見て、お預かりしているリペアにとりかかる予定です。

先日、本屋をのぞいたとき、ロック系のギター雑誌の表紙がジミ・ヘンドリクスの物が多かったです。
今年で生誕70周年だそうです。
今、生きていたらどんなギターを弾いていたんでしょうか。
ちなみに、私もエレキギターを弾く時はストラト、マーシャルの組み合わせが好きです。

写真は完成したパノルモタイプテナーウクレレです。