今朝ラジオを聴いていたら面白そうな雑誌がある事を知った。翻訳家として
人気の柴田元幸氏が創刊した「モンキービジネス」という雑誌だ。
さっそくホームページを覗いてみたらこれがなかなか読み応えのある物となっている。
その雑誌には漫画も連載されており、それがなんとカフカらしい!
最近カフカづいている私が飛びつかない訳が無い。おもしろそうな企画だ。
そのカフカ作品で今読んでいるのはカフカの長編3作の「アメリカ」後2作品は
この日記でも感想を書いたが、この「アメリカ」は初めてその作品中に「生」を感じた。
登場人物が息をしているのだ。そして体温も感じられる。今まで読んだ作品の
登場人物は全員、この世とかけ離れた所に居るとしか思えない様に感じただけに
今のところはホッとして読める。(あくまで今のところ。カフカがこれで終わるとは
考えられない)
どーんと話は変わって・・・美味しいお酒を頂いた。ネットで調べたところこのお酒は
あの家電量販店「ビックカメラ」のオリジナルなんだって!ビックカメラ有楽町店には
お酒のコーナーもあるものな~。ビック酒販という酒部門を持っているのね。
きっとビックカメラに行ってもそこのオリジナルは買おうと思わなかっただろう。
偏見はいけませんね。
これは写真でおわかりのように大吟醸である。純米が好きなので大吟醸はいつもなら
あまり関心しないのだが、これは純米酒のようにフルーティーで本当の日本酒好き
には評判はよくないかも。通の方は純米酒はあまり飲まないと聞いた事がある。
このお酒の肴を作ろうと買いだしに行ったら今日はこのうまづら(馬面)はぎが
イキが良さそうだったのでお造りにした。
カワハギとはよくいったもので、気持ちがイイくらいにスルッと皮が剥ける。
手前の黄色い器に入っているのは真鱈の肝を買ってきて、鍋で空煎りし酒、味噌、ネギ
で味付けした、アンキモにも勝るとも劣らない日本酒にバッチリな肴だ。
これは私の父直伝。父は魚もさばきこの様な物を作ってくれた。なので母は魚を
さばく事は出来ない。ようするに子供の頃から将来お酒が好きになるように
育てられたのだ。
右の煮物はイカと大根の煮物。この小型のイカはお弁当のおかずにもちょうど良い
サイズ。私は大根に味が染み込んでからイカ全体に片栗粉をまぶして入れる。
そうすると、柔らかく仕上がる。
添えてある菜の花は茹でてから、昆布茶を馴染ませて保存しておく。
この一手間で美味しく菜の花も食べられる。