「好事魔多し」な~んて事を先人はよく言ったもので、実際にその様な事は見聞きするよね。
開店一年目にしてミシュランのビブグルマンにも輝きレストラン評価サイトでも高い人気を博し、
メジャーな雑誌などでも取り上げられる事が多かった東銀座のクッキアイノが、
昨年末の営業を最後に長い事、休業を余儀なくされた。
そして今年5月に 銀座4丁目のデザイナーズビルHOLON-GINZA8Fに
「クッキアイノ ピウ イプシロン」として新たに再出発
なんだか長ったらしい名前になっちゃったけれど最初のお店への思い入れがあるのは当然でしょう。
(現在、旧クッキアイノがあった東銀座では、同じ店名、ロゴで全く違う経営者&シェフで営業しています)
開店月の5月は私用で忙しく、先月ようやく伺うことができました
オーナシェフの新佛さんとソムリエ堀口さんがにこやかに迎えてくださいました~
デザイナーズビルの為に、外壁に看板は出せないそうで入り口も少々迷う
でも、そんな秘密の場所にひっそり開業したかったんだって。
銀座のネオンが一望できる特等席で!松屋のネオンサインが見えますね
看板メニュー8,200円のコースをいただきます!
アミューズはスイカのガスパチョとバーニャカウダ。相変わらずお野菜にもこだわっている。
スイカベースのガスパチョは夏のコースのスタートにはピッタリです。
ドリンクはミラノ近郊でシャンパンの製法で作られているスパークリングを。
ワインは北イタリアの白で前菜。なんとか鯛、からすみ、キャビアのせ。
キャビアとからすみの塩加減が白身のお魚と相まってワインが進む~
美しいでしょ~繊細よね~
このワインの中でも特に気に入ったのはベネチアの北、ほぼアルバニアが産地の「プルルケ・ジィダリッヒ」
薄ピンク色の白ワインで貴腐ワインから甘さを除いたような味わいだったわ~
ソムリエの堀口さんは、シェフのお料理の特性をふまえてなかなか面白いワインのセレクトをしてくださいました
それに合わせるのはモッツァレラ、生ハムなどを季節の鱧で巻いたもの。
可愛いアスパラの仲間ちゃん 口に運ぶ前に「チーズと鱧はどーだろー
」と思ったのは
杞憂で意外にもさっぱりと、鱧の良さも生かされていました。
中はこんな感じね 鱧のサルティンボッカって感じか?
新佛シェフのスペシャリテ、3色のアニョロッティ。ほっとするお味。
おー、ここで赤に変わっておる・・・ワインね・・・次のお料理の紹介の前にこの日のワイン達
トリュフいっぱいのタリアッテッレ・・・ヨーロッパはトリュフの時期ではなく南半球オーストラリア産だそうです。
パスタよりトリュフが多く、赤ワインとピッタシ。
メインは熊本の赤牛。下に敷いてある雑穀米&ジロール茸のリゾットが美味しい。
牛さんはいわずものがな。。。
ナッツ、カラメル、そしてオリジナルのきな粉が三位一体こんなアイス、コンビニで買えたらな~
どれも、これも相変わらずレベルが高く、大満足なディナーでした
ランチも今週から始められたそうで、完全予約制です。
一からの出発ですが、このお味を守っていればまた予約の取りにくいお店になるでしょ
これでコジコジが揃えばな・・・待ってるよ~