Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

アルプスを眺めながら列車でGO!ミュンヘンのラッキーシンボル色々・・・

2016-07-27 08:41:49 | 2016ドイツ・スイス・イタリア

ミュンヘンとは「僧侶が住む所」を意味し実際に12世紀以前は小さな町でした。
英語、フランス語では「ミュニク」と発音しイタリア語では「モナコ」と発音します。
12世紀にハインリッヒ獅子王によりバイエルン地方の中心都市となりました。

ミュンヘンの街はこのようになっております。
街で見かけたミュンヘンの街のミニチュア。

 

勇猛であったため獅子王と呼ばれたハインリッヒのシンボルは当然ライオン。
なのでミュンヘンのシンボルはライオンです。
(ドイツではこのハインリッヒが収めた土地がいたる所にあるのでいたる所でライオンが見られますが)

ホテルからマクシミリアン通りに出て西側に10分ほど歩くとヴィッテルバッハ家が居城としたレジデンツがあります。
ミニチュアの模型の左上がレジデンツですね。 

今は博物館とバイエルン交響楽団の本拠地である歌劇場になっています。

このレジデンツと歌劇場前の広場はマックス・ヨーゼフ広場。

なので、マックス・ヨーゼフさんの銅像が立っています。

マックス・ヨーゼフさんて、何者だべ???と思い調べるとバイエルン王国初代の王で
本名はめちゃくちゃ長い
マクシミリアン・マリア・ミヒャエル・ヨハン・バプティスト・フランツ・デ・パウラ・ヨーゼフ・カスパール・イグナティウス・ネポムク
あらゆる聖人やら親やらの名前をくっ付けちゃったって感じね・・・

話はこのレジデンツの主ヴィッテルバッハ家に戻ります。
 ヴィッテルバッハ家で超有名人と言えばあのルードヴィッヒ2世でしょう。
この博物館は当時の王宮の内部が保存されそれは、それは絢爛豪華だそうです。
あまりにも広大なのでかなり時間を割かなければならないので見学はパスしました
パーヨロの王宮ってだいたいわかるもんね・・・それにトリノでも行くし・・・ 

で、このレジデンツのラッキーシンボルですよ。。。それはこれ。。。

レジデンツ通りに面して4体のライオンの像があります。そのライオンが持っている盾の
下部のライオンが光ってるでしょ?皆、この像の鼻を触るからです。 
これがアップね~ 

事の起こりはルードヴィッヒ1世の時代(1786年から1868年)王は踊り子ローラに夢中になり財も投じ、
ローラも政治にまで首を突っ込むようになりましたとさ。
その体たらくに呆れた一人の学生が抗議文をこのレジデンツのライオン像のある壁に貼ったんですと。
それを見てお怒り100万倍の王は賞金を懸けて犯人を捜させたんだと・・・
で、4人の容疑者が見つかったわけよ。
何枚も抗議文を貼ったんで一人じゃなかんべ~と思われたんでしょうね~
その中には真犯人はおらんかったと
真犯人である学生は「一人でやったものを複数だと思うとは失敬な~」と怒り心頭で自首したんだとさ。
王はその学生の勇気ある行動にいたく感銘を受けて、褒美を渡して解放したんだと。
それで学生はその幸運にとても感謝して王宮を立ち去る時、このライオンの鼻を撫でたんで、
それ以来、このライオンの鼻を撫でると幸運になると言われているんだそうな。。。

このレジデンツ通りをさらに行くと、どこかで見たような建物が見えてきます。

「へ???これはフィレンツェ」まさにそう思ったのも無理はなく、
これは将軍堂と呼ばれルードヴィッヒ1世がフィレンツェのラッツイのロッジア・・・あの
シニョーリア広場にある銅像乱立状態のロッジアを模して造られたんだって~
本家本元はギリシャの神々の像でしたが、こちらは王様やら将軍様などの像が乱立。
コンサート会場になっておりまして、その隣にはローマ式の門などもありました。

やはりドイツはイタリア等と違い中欧、東欧の建築と非常に似てはいますが、
歴代の王様がイタリアから建築家を招いたりと、そこは神聖ローマ帝国を名乗っておりますので、
ローマ式が散見されます。
ゴシック様式、ロココ式も見られますが、ムリクリにローマ式を取り入れている様が可愛くもあります 

右側に見える双子の塔はマリエン広場方面のフラウエン教会(ミュンヘン聖母教会)です。

建物にやたらと人物像をとり付けちゃうのが北ヨーロッパ感を醸し出しておりますね~そしてこの建物は
良く見ると日本の「MUJI」が入っておりました。 

ドイツと言えば宗教改革のマルティン・ルター。なのでプロテスタントが多いと思いきや
バイエルン、このミュンヘンはカソリックの割合が多いそうでいたる所にその影響が見えますよ。

教会もカソリック教会が多かった。

そして私が好きな紋章もいたるところに。これはバイエルンの紋章ですね。

 

ミュンヘンの有名なビール醸造所パウラナー直営店の前には「幸運の子豚」の像がありました。

ここはミュンヘンの白いソーセージ、ヴァイスヴィルストを午前中にしか出さないという古式にのっとったレストランです。

そしてなぜかしらジュリエット像・・・

昼間は観光客が、右胸を触りながら写真に収まる姿は引きも切りません。
ミュンヘンはイタリアのベローナと姉妹都市の為、このジュリエット像が送られたそうで、
本場ベローナのジュリエット像と同じで右胸を触ると幸運が訪れると信じられております。 

ミュンヘン旧市街の東端には現存している最古の城門があります。

イザール門といい神聖ローマ帝国皇帝ルードヴィッヒが1300年代に建造しました。
元々はミュンヘンに財をもたらした塩の道が交差するところに建てられたのですね。
塩の産地で有名なザルツブルクとアウクスブルクを結ぶ道が東西に横切る重要な道だったんですね。

街歩きはまだまだ続く・・・

 


 


 

 

 



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