Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

松山英樹がやりましたUSPGA2勝目!

2016-02-09 07:24:50 | ゴルフ

えーー、昨日ウチのヒデキがUSPGAで優勝しちゃいました~
祝福のメール、電話をいただき大変ありがとうございました

だがしかし・・・

夕方のニュースを見て突っ込みを入れた。
「えっ?スーパーボウル?その結果、日本人にそんなに大事?
ゲームそのものよりコールドプレイとかガガなんでしょ?
五郎丸がなんちゃら? えっ? そのゆるーいニュース今?
松山英樹が優勝したんだよ?
アメリカでだよ?そこやらない?」 

SNSなどでも経済界、文化人と呼ばれる方々もこの松山英樹の熱戦から
仕事中でも目を離せなかったとの報告が いっぱいだったのに・・・

ツィッターのトレンド入りまでしてるのに?

 

スパーボールで国中が湧きたっていたアメリカ時間2月7日。
アメリカのゴルフで一番観客を集める事で有名なスコッツディールで行われた
「ウェイスト・マネージメント・フェニックスオープン」で松山英樹が待望のアメリカ2勝目をあげた
ファイナルラウンド初日の土曜にはなんと21万人もの観客を記録し、
スーパボウルの影響で日曜は決勝戦にも関わらず、 観客は少なくなりそれでも7万人近くの
大ギャラリー(4日間トータルで60万人を超えたというのだから凄い

その大観衆のほとんどが自国の人気ゴルファー世界ランク4位のリッキー・ファウラー を
応援する「リッキー」「USAUSA」の沸き起こるコールのアウェイ感半端ない中、
日本の松山英樹は「だからこそ勝ちたいと思った」と優勝会見で語っていた

 

冠スポンサー名は変わってもフェニックス・オープンは80年以上も開催される歴史ある大会だ。

その大きな大会で孤軍奮闘、日本の松山は大会史に残るリッキーとの死闘とも呼べるプレーオフを
類まれな技術と精神力で乗り切ったのだ。

2勝目は1勝目をあげるより難しいとされる。
昨年も、何度か優勝争いしながら未勝利に終わり今年2戦目でこの快挙 
USPGAで25歳以下の選手で複数優勝しているのはジョーダン・スピース、パトリック・リードそして松山英樹の
3人しかいない。

おそらく、ほとんどの日本人はアメリカで優勝する事がどれだけ凄い事なのかを知らない
日本のツアーで年間賞金王を獲ったり、日本の大きな大会で優勝した選手が世界を舞台にすれば
予選落ちが多く上位をかすりもしないというのが現状

ゴルフという競技は技術力だけではなく自然を相手にしなければならない要素が強く、
同じ個人競技のテニスとは違い生まれ育った場所の自然を体得している選手が断然有利。
技術に経験をプラスしなければならないので、若ければ良いというものでもない特殊性がある。
ツアーで回るゴルフコースは一般のスポーツの競技場と違い、それぞれが全くの別物 
そして戦国武将の軍師のようにストラテジーを構築する聡明さがなければならない。 

昔、丸山茂樹はアメリカで3勝したけれど、(そのおかげで生涯年金を年、億単位でもらえるらしいよ)
to be honestly  松山英樹が優勝した「ザ・メモリアル」「フェニックス・オープン」とは格が違う大会だった。
松山君は23歳でこの快挙を成し遂げたわけよ。 

優勝賞金も日本円で約1億4千万
なので松山君は新年度数試合ですでに1億7千万も稼ぎ出している

優勝の後、チーム松山のトレーナーが苦渋の表情で語っていたけれど、体のコンディションは悪かったそうだ・・・
自分の力が足りなく申し訳ないというトレーナー。
その影響か調整遅れかショットは本来の松山君には程遠かった。本来は世界屈指のショット・メーカーなのだから。
その不調の中で最終日、あれだけのパフォーマンスを出せる日本人が登場するなんて、
何年か前には想像も出来なかった。

類まれな才能と共に「おそらく僕は苦しい事も好き」というほどのひたむきな努力。
それを可能にする類まれな精神力、そして聡明さ 
私と同じ2月生まれの、今月中に24歳になる松山君を心から誇らしく思う。

そして彼は前も書いたけれど、出身大学がある仙台に復興支援のファンドを立ち上げている。
フロリダに居を構えても住民票を仙台に残し、納税という形で支援を続けている。
それを全く商業的にアピールもしない、そういう男が松山英樹だ。

大学の時に震災を経験しアマであった彼は避難所生活を余儀なくされボランティアも当然した。
そのボランティアの一つ、可愛い松山君の画像があります。

先輩プロと共に岩手で復興のタコちゃんグッズに真面目に色付けする松山君( *´艸`)
有名人が復興支援する時、たいがいTVカメラ付き、マスコミに発表して記者つき、って多いでしょ?
彼はそういうのが嫌いなんだろうね~ 

「アメリカでダメになっても日本に帰るつもりはない、そうなったらヨーロッパでやる」
この若干23歳の青年にそう決意させるに至った日本ゴルフ界のダメさ・・・
しかしその決意が今の彼を実現しているんだろうね 

ゴルフを知らない皆さん、ゴルフを知らなくてもいいです。。。松山英樹がどれだけ凄いかだけは知って下さい
そして、その凄さは彼の高潔な精神が支えている事も知って下さい

松山英樹、優勝を受けて昨日もアクセスが多かったゴルフネットワーク「松山英樹のハイライトの曲」

数年前に取り上げた時と、変わっているのでご要望にお応えしてどうぞ~

私の好きなブルース・スプリングスティーンの「ダンシング・イン・ザ・ダーク」です。

ハイライト後半にはこの曲もかかります。

デフ・レッパードの「photograph」

さあ、これからコンビニでスポーツ紙を買ってきます