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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

キュービルダーたち

2023年04月14日 | open

meucci black dot entire video 2006



1970年代から1980年代前半、
世界チャンピオンたちがこぞ
って使用していたメウチキュー
社長ボブ・メウチ。
メウチのキューは腰があって
非常にコントローラブルだっ
たが、1986年以降は腰が抜け
たベナンベナンのキューが増
えた。
またマスプロメーカーにして
はかつては名品を作っていた
ので、東南アジアで大量の贋
物が製造されて出回ったりし
た。贋物市場は主として日本
だった。
メウチだけでなく、多くの
マスプロメーカーが1986年
以降は材料の質が一気に低下
した。
これは米国企業から日本企業
となったアダムもそうである
し、かつてのカスタムキュー
並みだったショーンもそうだ
った。腰砕けのベナベナ品に
1986年を境になってしまった。
それらがどうにか復調するのは
1990年代半ば以降だった。
工法を変更する事によって良材
不足を補う事が成されてからだ。

ビリヤードの製作者に限らず
ナイフ職人もそうであるのだが、
不思議な共通項がある。
それは、巨漢である人が多い
事だ。非常に多い。
日系人のTADさんなどは背は高く
ないが、でっぷりとしている。
アメリカ人のビルダーはプロレ
スラーのような体型の人が多い。
これはなぜだろう。
業界的な比率としては非常に多い。
競馬のジョッキーは小柄で体力
のある人が殆どだ。
二輪ロードレースの世界選手権
でも、歴代チャンピオンたちは
アメリカ人であっても身長が
160センチ台が多く、イタリア
人や英国人でも170センチある
か無いか程の身長のチャンピオン
が多かった。長身チャンピオン
もいたが、それはまれ。

一方、プロレスラーは身長に
関係なく似たような体形だし、
相撲取りに至ってはいわゆる
あんこ型でなくとも巨漢でない
と勝負にならない。
逆に陸上選手は無駄な筋肉を

そぎ落とすのでマッチョはい
ない。
剣士もできる遣い手にはマッ
チョはいない。不必要な筋肉
がしなやかさと瞬発力を阻害
するので、練達の剣士にボディ
ビルダーのような体型の者は
一人もいない。
剣持つ士でマッチョは戦国期の

「力士隊」くらいのものだ。
ビリヤードのキュー製作者と
洋式ナイフ製作者に巨漢の人
たちがやたら多いのは何故だろ
う。
非常に多くのキュービルダーが
ワイルド7のヘボピーのような
体型なのだ。
謎。

ヘボピー。在日米軍基地を武力
攻撃していた元過激派。死刑
になるところ、国家秘密警察
ワイルド7に召集された。
本名辻。登場当初は「トラさん」
と呼ばれていたが突如ヘボピー
という愛称になった。涙もろく
義理人情の男。巨漢に似合わず、
非常に運動神経が良く、格闘術
にも長けている。


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