渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バイク乗り同士のすれ違いの挨拶

2023年12月29日 | open



私は「ヤエー」という言葉は
好きではない。
理由は明白。
2ちゃんねる用語だからだ。
「でつね」「なんとかしる」
「マソ」「ぬこ」「w」「草」
「スクツ」e.t.c.等々の類だ。

そして、それらの言語を自覚
して諧謔性および皮肉を込め
て使うのならともかく、盲目
的に日常的に使用している
ゆとり世代
以降の感性が大嫌
いだ。
「w」なんてのはネット用語

ではなくネラーが使う表記だ
からね(笑
使ってる連中は、そいつ、間
違いなく2/5ちゃん
ねらー。
犯罪者もしくは犯罪予備軍
あるいは犯罪ほう助者。

無自覚に使っているとしたら
なおさら間抜けだ。
私は「w」は使わない。

ある時、ある場所で、若い二輪
乗り(乗り屋か移動人かは不明)
が私に説明した。
「ヤエーというんですよ。
これは道中の安全を互いに願う
バイク乗りの挨拶なんです」

「あ~。そうなんですかぁ」と
その場の空気を濁さないよう
に素人を装って「(言わせと
け)」と聞き流
したが、正味の
ところはアホか、と思った。

すれ違う二輪乗り同士の相互
挨拶などは1970年代、お前の
親がひよっこの頃から存在した
のを知らんのか、と。
時々こういう分かったような
説明したがりさんがいる。
刀屋さんに行って「私の家に
も刀があったらしいんですよ」
とか言って何か自分も刀剣愛好
家たちと同族であ
るかのように
勘違いを振りまく
輩とか。
それって、銀行屋に「私は金持
ちです。100万円持っている」
というような頓珍漢と同じなの
だ。

私に対して日本刀の教科書を
読んで俄かに覚えたような
講釈を垂れる輩が時々いるが、
それも同じ。

「解析画像に実例があるその
刀工作品のα系介在物
の特異的
な偏在兆候について
はどう解釈
する?」

と質問したら黙る。その者に
とっては意味不明だからだ。
カタログ人間、ステレオ人間
は底が浅い。

オートバイについてもそうだ。
俺の2ストを見て「これ、お父
さんが乗るんですか?これに
乗れるんですか?」と言うの
もいた。
俺はお前のお父さんではない(笑
それに、たぶんお前さんよりも

かなり乗れる。ずっと速く走ら
せ、かつ安全に。
髪がグレーだからか、ただの
ジジイと思って舐めてかかる
のが多くて笑える。
それと、カタログスペックを並
べて、
さも二輪車が解ったよう
気になっている若い人間が
なぜだか最近やたら多い。
昔はそういうのは毛嫌いされ
たが、現代はかなり多い。
薄っぺらいのが。

そういうのは映画のチョースケ
のようにキリンにぶっとばされ
るのが関の山だ。
「やめて!あなたとは帰らない」

とトカゲみたいな顔した女が
言ったが、お前もキリンに張り
されてりゃよかったのに、と
思ったね、俺は。あれ観て。
聞き分けのない女の頬を一つ
二つ張り倒してのジュリーの
ように。

私の時代には二輪人同士のすれ
違う挨拶はピースサインと呼ん
でいた。
平和と安全を願うサインだ。
「サインはV」ではない。
もともと、第二次大戦中に反
ドイツの抵抗の証として勝利
のVサインが示されるように
なった。英国のチャーチルも
やたらとVサインを使った。
戦後は平和の印としてピース
サインと呼ばれた。特に日本で。
だが、ヨーロッパでは反ナチ
抵抗の自由を求めるサインと
して今でもある。
10年程前、サバゲの時の撮影
で、私がチョキを出して写っ
たら、ドイツ人の友人が「な
るほど、それいいね」と言っ
た。
ピースサインではなく反ナチ
Vサインと思ったのだろうと
感じた。日本では写真撮影の
時に一般化していたが、海外
ではここぞという時にしか
チョキは出さない。

なお、私は二輪ですれ違う時
にVピースのチョキは出さな
い。これは自分のスタイルと
して。複数の方法があるが。


また、自分からは出さない。
挨拶されたら挨拶は返す。
そして、往年の熟年乗り屋たち
は会釈という渋い挨拶をする人
たちも多い。
会釈を送られたら会釈で返す。
武士同士が道ですれ違う時の
礼みたいでなかなか渋い。

ヤエーは危険だからやめたら
どうかとか言ってるモトブロ
ガーもいるが、その人は危険と
感じるのだろう。片手運転が。
だが、二輪車は片手運転ができ
ないと道交法に違反だ。
方向指示器が故障した際には
手信号で方向を指示すること
が法令で定められている。
二輪車は実利としても法令的
にも片手で運転できなければ
ならないし、技術だけでいっ
たら両手離しでも慣性巡行コー
ナリングができないとならな
い。これは道交法は別として。




両手離しはともかく、二輪走行
では片手運転も必須であるのに、
ヤエーそのものが危ないとか、
何眠い事
言ってるのかと感じる。
なにも、右手を潰された飛葉
ちゃんのようなこんな運転を
しろというのではないのだから。


私は挨拶されたら挨拶で返す。
友人の中には「絶対にやらない。
うぜえから」という者もいるが、
私は礼には礼で返す。
執拗粘着の逆恨みのせこいお礼
参りとかではなく(笑

一番地味な通行挨拶は会釈。
一番私がやる派手なやつは、

仮面ライダー1号(改)の変身
ポーズだ(笑
やってる間にすれ違っちゃう
から、あれ、ライダーも変身
ポーズ中に攻撃されたら終わ
ってたな。時間かかり過ぎで
冗長すぎるだよな。ブラック
あたりになるともっと長い(笑

この「怖いw玄人」のような
挨拶は私は
しないけどさ(笑
この男、ワインディングでも
120km/hまではこの
立ちんぼ
走行。120km/h超あたり
から
撮影でも着座する。

一体こいつはなんなのかと(笑)。
んなこたねぇか。法定速度だよね。




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