


掲載画像はすべて私が塗った物。(一部)
私は塗りは基本的にアクリル
にしている。今は。
ラッカーもアクリルだが、
有機溶剤系は今は避けている。
仕上がりの透明度が最高なのは
ウレタンなのだが、木の動きに
思うところあり、ウレタンは今
は使っていない。
性能だけでいうなら一番良いのは
何も塗装しない木が良い。シャフ
トのストローク部がそうであるよ
うに。
だが、バットにノーコートだと
汚れまくるのと外気に影響を受け
過ぎて曲がる可能性があるので、
コーティングは要るだろう。
その際、木の呼吸を完全に止めて
しまうウレタンやシアノ系でコー
ティングする方向性と、ラッカー
系で木に呼吸もさせる系にキュー
作りは分かれる。
なお、シアノクリア塗料は日本
にはまだ一般的には入って来て
いないようだ。
アメリカの最新ビルダーは皆使っ
ている。
旋盤でキューを回転させて希釈し
たシアノを垂らして手や紙片で
抑えて面一に伸ばして行く。
瞬間接着剤だが、薄いためすぐに
は固まらない。
そして、固まったら、カチカチの
ガラスコーティングのようになる
らしい。
らしい。
ボブ・ランデなどは1980年代初期
からカチカチのクリアコートだっ
たが、もしかするとCA塗料を当時
最先端物として使っていたのかも
知れない。
ショーンのキューを削ると、ウレ
タンでは考えられない程にカチカ
チで、シャリシャリの削り味だっ
たからだ。
たからだ。
私個人は、TADのような「木を
封じ込めて殺すのではなく、呼吸
させて生かして動かす」という
方向性の仕上げ路線を好む。私が
個人での手がける自分用の物と
しては。
個人での手がける自分用の物と
しては。
しかし、固め路線も否定しはしな
い。木材によってはその手法が
撞球性能に抜群の効果を示す事
があるからだ。
があるからだ。
全ては、「撞いてどうなのか」
を私は基準にしている。
見た目の光沢や高級感よりも、
まず撞球能力がどうなのかを
考えたいと思っている。
考えたいと思っている。
本職ビルダーでウレタンの塗り
が天下一品?という程の腕の人
を知っていた。
が天下一品?という程の腕の人
を知っていた。
今はキュー作りはやっていない
ようだ。
ただもんじゃない塗りだった。
まるで塗り専門業者のような。
あれには唸った。
まるで、バイクのヘルメットを
塗る専門職のエアブラシ塗装職
人のような完璧な仕上げだった。
あれには唸った。
まるで、バイクのヘルメットを
塗る専門職のエアブラシ塗装職
人のような完璧な仕上げだった。