【秘策】消しても消してもまた被害・・・
落書きに悩む街
地元高校生が多くのトラブル乗り越え奮闘
【大阪・住之江区】
少し前の放送だが、これはよい話だ。
40年程前、横浜の桜木町から高島町
にかけてのガード下の石壁はこの
ような落書きだらけだった。
当時はそれが珍しいポップアートの
ようでもあり、地元の人も放置して
いた。80年代中期頃まで放置された。
描いていたのは白人系外国人だった。
そのうち、80年代サブカルのプチ
ブーム(ロリ嗜好蔓延もそれ。私は
美少女アニメとキャラフィギュア
第一世代である。世の中、その
ブームが来た。離れ目キャラが
大々的に登場し、40年後の現代
まで続く。その萌えキャラの登場
が80年代前半だった。中期には
そのカルチャーは若者たちに
大盛況。私より2-3年上世代は
萌えキャラとその文化隆盛は
全く理解不能だったようだ。それ
に連動して仕掛け人がおニャン子
を創った)が日本国内に起きると、
首都圏のあちこちでそれを真似た
アート文字の落書きが溢れ出した。
物まねの下手くそも大勢現れた。
特に鉄道の石垣や建物等の公共施設
に落書きされた事実がある。
このような公共集会所なども、そこ
を狙い打ちのようにやられた。
警察署の壁などには描かない。
多くの人が使っていて誰も告発し
なさそうな場所を狙って落書きが
なされた。
1970年代の暴走族がスプレー書き
したチーム名と「〇〇参上!」と
いう落書きとは方向性が異なる。
同じ器物損壊事案ではあるが、
その落書き者の動機と背景が異
なる。
このアート文字を落書きしている
人は、自分の芸術表現のつもりで
描いているのではなかろうか。
これ、書くのも暴走族の15秒で
済む落書きとは違う。時間もかか
る事だろう。
多分目撃もされているが、誰も
通報もしなかったのかも知れない。
複数書かれているが、書体を診る
に、この集会所の落書き犯人は
同一犯と思われる。
消しても何度も何度も執拗に書い
ているという。粘着気質が窺える。
犯人は目撃したが、危なそうな人
物だったので通報しなかったの
かも知れない。
表現の自由というものが憲法で
保障されている。
だが、それは法律を遵守した上
での事だ。
何を言っても何を書いても描い
ても自由という訳ではない。
ネット民などの匿名の陰に隠れ
て他者を誹謗・中傷・名誉棄損・
侮辱しまくる行動は刑事犯罪で
あるのだが、表現の自由をはき
違えた身勝手な発想で犯罪に
安易に走っている。SNSにして
もそうだ。コメントは何書いて
も自由なのではない。
人を傷つけ苦しめる書き込みは
人として最低であるのと同時に
法的に違法な犯罪なのである。
ネット匿名掲示板は犯罪の温床
だが、そこにでかけて特定個人
の誹謗中庸揶揄罵詈雑言を書き
込んで、事実無根の事を書いて
あげつらって侮辱してあざ笑って
いるのは名誉棄損の犯罪行為で
あり、それを為すのは刑事犯なの
だ。
分かっていない社会的判断能力が
脆弱な者が多すぎるが。
この落書きゲリラ行動は、ある
面では理解できなくない部分も
あるにはある。表現者としての
単独的内的創作意欲の吐露とし
ては。
だが、法的に云々する以前に、
現実に困っている人が実際に
発生している。
人を困らせたり苦しめたりする
表現行動は下劣なのではなか
ろうか。
それは表現者としても下の下で
あろう。
また、そうした人を苦しめる
創作は決して芸術とは呼べない。
そうであるから、いくら手の込ん
だ落書きをしようとも、それは
スプレーでバッテンを描いて人に
嫌がらせしているのと同じ事なの
だ。
多分これを描いた者は、その事に
気づいていない。
決められた場所に正しく駐車して
いるバイクや車を蹴って意図的に
損壊させる行為と全く同じである
事を。