渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

木削り

2022年01月21日 | open


西部劇などでは、よく野営地で
細い木を削っているシーンがある。
これはや野営の為の道具作りであ
る場合と、設営後に焚火を囲んで
の「手慰み」であるケースがある。
シャープニング・ア・スティック・
ウイズ・ア・ナイフという。

月例キャンプ会で、ある時集まった
7人のうち6人が全員黙々と焚火を
囲んで黙って木を削っている場面
があった。
ほんの数分ではない。延々と。
一人はタバコをくゆらして沈思黙考
していた。
あとの6名は私も含めて全員がナイ
フでただ木を削っている。
ほんの時々ぼそっと呟くように誰か
が話すと誰かが相槌を打つ程度に
返事をしてまた皆が黙々と削る。
削る事に目的はない。ただ削る。
なんだか西部劇みたいで、とても
面白かった。


私が参加するキャンプ外メシ会では、
全員が自分のナイフを持っている。
当たり前といえば当たり前だが、
全員が自分が好きなナイフを持って
来て使っている。皆がナイフ好き。
そして、それをさまざまな事に道具
として使う。実用に供する。
実際に刃物を道具として使う事は
とても大切だ。
スキルを育て、そして時を楽しむ。


私もその一人だ。


夏は高原が良い。
蚊がいない。
可能であるなら、ピースメーカー
を全員で腰にぶっ込んでキャンプ
したいくらいだ(笑


夜は焚火だ。
秋冬には昼間から焚火をする。
焚火は良い。いろんな面で。



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