渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

亀さん

2022年10月30日 | open



うちのゴンちゃん長生きだなぁ。
もう24年生きてる。
今でもかなり元気だ。
水は毎日取り替えて、水槽も掃除
している。
甲羅の歯ブラシ掃除は一週間おき。
人が桶を覗くとこの子は顔出して
来る。キタキター。メシくれ、み
たいな感じで。
水槽掃除の時など、ベランダに出
すと、なぜかこちらの足に近づい
て寄り添うようにして鼻先で足を
ツンツンする。
猫みたいな亀だよ。

元気でなによりだが、飼い主の
ほうが先に死んじまうのではな
かろうか・・・。
野生の日本の亀もこんなに長く
生きるのだろうか。
子どもの時、近所の神社の池に
亀がいました。私はもう老人で
すが、まだあの亀は元気でいま
す、みたいな。
うちの子どもが老人になるまで
ゴンちゃん生きてたらそうなる
よなぁ。
何だか俺やかみさんより長生き
しそうに思えてきた。
まあ、鶴よりは長く生きるのだ
ろう。
生き物を飼う、一緒に暮らすと
いう事は、その生き物が死ぬま
で責任持って面倒みるという事
なのだけど、飼い主が先にオサ
ラバしたら困るよなぁ。家庭の
生き物たちは。
あれだね。だから、老人とかは
犬猫の里親さんにはなれないよ
うなシステムにしてるんだろう
ね。

日本亀といってもクサガメは日本
固有種ではなくて、化石が発見さ
れていない。
また、200年前の文献にも見られ
ない。
日本固有種のイシガメとの見分け
方は甲羅。クサガメは甲羅に三本
の隆起の峰がある。イシガメは
つるん。
中国・台湾・朝鮮に生息するが、
数が激減して保護対象になってい
る。
1990年代にはゼニガメとして
幼体が日本に多く輸入されて、
ペットとして売られていた。
うちのもその一匹だろう。
ゴンちゃん1号がすぐに死んでし
まったので、2号を買受けて育て
た。そしたら、とんでもなく元気
な子で、それから24年が過ぎた。
クサガメとはいうが、水を清潔
にして、甲羅も洗っているので
全くもって臭くない。
でもって、人馴れしてるので、
かなり可愛い(笑

小学生の時、横浜の家で亀さんを
飼っていたが、すぐに死んでしま
った。半年位で。
水も替えて、餌もちゃんとして
いたのに、かわいそうな事をした。
丸いでっけーポリ製の大タライで
飼っていたが、あれも可愛い子だ
った。
そういえば、日本の子どもって、
なぜか知らねど多くの子が亀さん
好きだよね。
あれはなんだべ?
子どもの男の子がスポーツカー
よりも働く車を好むのと同じく、
それ謎。
ガメラなんて大人気だったよ。
モスラやゴジラより根強い人気
があった。
ゴジラは人気回復の為にシェー
などしたが、ガメラは硬派一本槍
でカッケー感じがした。


東京タワー、何度も壊されちゃう。
モスラの幼虫にも壊されたしよー。
再建はえーよな。


モスラの幼虫がナウシカの王蟲の
モデルイメージではなかろうか。


これ、映画館に観に行ったぜ。
藤沢のオデオン座、1966年、
幼稚園の時。かなり面白かった。


この一作は、怪獣競合映画の傑作
ではなかろうか。青春学園映画と
二本立てだった。
ありゃどういう組み合わせかとは
思うが、あれは、ガキ連れの若い
父兄がちょい前の高校青春時代を
思い出すのを狙ってたのでは。
親も楽しめ、子どもも楽しめる
抱き合わせ戦略のセット企画の
走りではなかったろうか。
おいら、そん時は『これが青春
だ!』なんてちっとも面白くな
かったのよく覚えてるけどさ(笑
早く終わんねーかなー、なんて。
当時は入れ替えとか無いし、
途中からでも入れたので、青春の
途中から入場したんだよね。それ
またよく覚えてる。
1960年代、映画は身近にあって
庶民の娯楽の王者だった。
ガキも大人も劇場通い詰め(笑
現代でははもう無いけど、スクー
ンが今では考えられない程でかか
たのよ。シネマスコープなんて
そう。
あれで観る映画が圧巻で、かなり
良かった。
もう観る事はできない。
今は全国どこでもこじんまり。
まるで春日の300人劇場かブクロ
の文芸座みたいなもん。
かつては一千人単位の客席がある
映画館とかが都市にはあった。
ありゃ、すげかったよ。いかった。
そんなので観た『遠過ぎた橋』(77)
なんて、とてつもなく迫力があっ
た。
映画ってさあ、ビデオじゃないん
だから、どでかスクリーンで観る
のを前提にした撮りしてるのが
映画なんじゃないかなぁ。
『汚れた英雄』(82)なんてぶったま
げただよ、まじで。
レースシーンよりも、主人公北野
晶夫の部屋!
そのシーンがキャメラ引いて全容
が映し出された時、映画館内で
どよめきが起きたもの。
後年ビデオで観たら、あれ?大し
た事ない、てな感じだった。
やはり映画は映画館で。これ鉄板。
亀さんは家で見られるけど、ガメラ
もぜひ映画館で観たいところ。


この記事についてブログを書く
« リフィニッシユ 〜ビリヤー... | トップ | 糸巻き 〜ビリヤードキュー〜 »