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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

撞球(どうきゅう)

2022年01月23日 | open


なぜ玉を撞くのか。
それは競技種目そのものが面白いの
もあるが、私の場合は「撞く」事
そのものが面白いから。
軽く撞いた時のズピンという静かに
響く音、切れよく撞いた時のスキュ
ーンという透き通る音。
キューで玉を撞き、厳選して自分で
着けた最良タップと手玉が接触した
瞬間の感覚が堪らない。
サウンド・オブ・プールを求めて
私は玉を撞いている。
これ、無音だったら、私は玉撞きは
やっていないと思う。
また、木製のキューという道具を
使わない競技だったらやっていな
い。
最近は化学素材のシャフトが例に
より「流行」しているらしい。
全く興味ない。
そもそも、複合貼り合わせ中空の
ハイテクシャフト自体に全く興味
が無い。キューも日本刀もベニヤ
には興味無い。
職人が長年育てたソリッド材を工夫
し抜いたテーパーで時間をかけて
製作者が削ったソリッドシャフトに
しか興味無い。
オートマ車には興味が無いように。

そうした職人が作ったキューで白い
手玉を撞く事そのものが面白いので
私は玉撞きをやっている。



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