渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

納豆

2023年05月17日 | open



魯山人が残し伝えた一つに納豆
の食べ方がある。
それは、醤油やネギを入れてか
らかき混ぜるのではなく、まず
納豆をもう箸が回らない程に
かき混ぜる。
そして、少し醤油を注す。
それからまたかき混ぜる。
最後にネギを入れてかき混ぜる。
というもの。
納豆にまでそうこだわる?と
思いつつ試してみると、まるで
味が違う。殊の外美味い。
(上の画像はあえて魯山人式で
はない例を撮影)

成程なぁとおそれ入った。
納豆食うだけにナットクゥ〜て
のはオヤジギャグだ。
魯山人が残した金言がある。
「美味しい物を食べるのではな
く、美味しく食べる」
けだし名言だ。

食は、料理だけでなく、材料を
生産してくれた人の姿が浮かぶ。
どれだけ苦労して野菜や牛や豚
や鶏を育てたか。どれだけ大変
な思いをして魚を獲ったか。
物を食べる、いただくという事
は、そうした人々と一線で繋が
る事だ。
食はそれを感じさせる。
それがいい。

この記事についてブログを書く
« 移住 | トップ | 喪服 »