渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

旧友との再会のシーン

2023年10月24日 | open




大学時代の友人と19年ぶりに再
会したのは瀬戸内海に浮かぶ島
だった。
待っていると、待ち合わせ時刻
にやって来た。
奴はゆっくりとマシンを停めた。
俺は言う。
「よお」
奴は言う。
「おう」

学生時代に苦楽を共にした友と
の再会はそんなもんだ。
離れていた時間など無いが如し。
まるで先週あたり一緒に飲んだ
ような空気だ。
これ、高校から同大学時代の親
友と久方ぶりに再会した時もそ
うだった。
何度か幾人と同じパターンがあ
ったが、全部が全部そんな感じ
だった。
いつも「よお」「おぅ」てな感じ。
気の置けない奴らとの邂逅とは
そういうものなのかも知れない。
サラッとしている。
でもそれがスッと来てストンと
腹に落ちる。
腹に何もないからスカッとして
いる。
互いに東京風味なのかも知れな
いが。

学生時代ってのはいいもんだよ。
そこで得られるものは、計り知
れなく大きい。




友帰る

2023年10月24日 | open



友は船で来て船で東京さ帰る。
空には秋のうろこ雲。

大阪生まれ育ちの奴と茶しば
いている時、旧友の船旅の話
をした。
そいつも大型乗りで、北海道
にもよく行ってた奴。
「船は旅費浮かすなら雑魚寝
二等船室でいいしな」と言う。
「おんめ、学生時代じゃねぇ
んだからよ~。この歳でそれ
はちょいときついぜ。俺らの
歳考えろよ(笑」と言うと、
「それはそうだ。俺も大学
時代の事を思い浮かべて言っ
てたわ~。いかさま、左様に
御座
る」と言ってた。
そういや、船便でのバイク旅
というのは、私は高校生の時
以来やってない。
それ以降は横浜から広島往復
などもすべて陸
路だった。

東京の旧友に都内から北海道
ツーリ
ングに行くときの予算
を訊い
た。
するとやはり一週間予定では
最低で25万要る
との事だった。
宿泊先を民宿
やゲストハウス
にしてそれ。
そこらの海外旅行よりもずっと

高いじゃん(笑
一番かかるのが船便の運賃だっ
た。

てことは、広島から毎年北海道
に行ってる乗り仲間とか、毎年
北海道往復だけで数十万使って
るんだろうなぁ。
それに、やつらは毎月のように
九州阿蘇まで走ってる(笑
ほんとの「走り=マイライフ」
というようなライフスタイルだ。
モーターサイクルを生活の中心
に据えている。二人とも通勤も
毎日二輪だし、両者とも二輪は
数台持っていてローテで乗って
いる。

オートバイ乗り、変なの多い(笑
ただの「趣味」とかの領域を
越えている連中がわんさかい
る。
BORN TO RIDE というのが単
る標語ではなくて実生活が
それ
そのもののような種族。
かなり多い。
まあ、世の中、人はそれぞれ
だけどさ。

「またいつかどこかで」
これ、二輪乗りは初めて会った
相手でも
別れ際の定番台詞だが、
これ
はさりげなくカッコいい。
さらりとスマートで。
でも、乗り屋はてらいなく自然
に言う。
一つのオートバイ乗りの文化
だろうなぁ。
すれ違いざまにも、乗り屋同士
は「ヤエー」などではない挨拶
を交わす。
それは軽くメット越しに会釈
したり、静かに手を挙げたり
する。
これは古く、半世紀以上前から
あった日本独自のオートバイ
乗りたちの文化だ。

オートバイ乗りたちは良い空気
出してると思う。
それね、何だか武士同士がすれ

違う時に軽く会釈して「御免」
というのに共通するものがある
ように私には思える。
シカトの無視という礼を失する
事はしない、というような。
日本独自のオートバイ乗りの
そうした文化
側面は、とても
ジェントルマン
的良質カルチャー
だと思うよ。

「静寂なる事を学べ」と言い遺し

たのは釣聖のアイザック・ウォ
ルトンだったが、そうした心の
文化がオートバイ乗りにはある。
ピンクドラゴンの高橋誠一郎
店長のハーレーのタンクには
ウォルトン
の言葉が英語で書か
れていた。

「静寂なる事を学べ」
この言い表す世界観は、かなり
空気と心が
澄んでいる。
その透徹さの一部をオートバイ
乗りたちは獲得しているように
私には思える。



ガレージ

2023年10月24日 | open


(画像はイメージです)

旧友がオートバイでうちに
泊まりに来て共に走り、共
に一晩4軒飲み歩いて旧交を
温めたが、ふと訊いてみた。
「あーた、バイク置き場とか
どうしてんの?」と。
すると、「親父が頑張って
くれちゃって、生前に家を
建て替えた」という。
ビルトインガレージ付の鉄骨
三階建てだそうだ。
そこに四輪車とオートバイを
停めているという。
「そいつぁいいね~」と言う
と「不便は無い」との事だ。
東京の人気の街で、駅から
歩いて(あるって)ほんの
数分の所に家がある。高級
住宅街でもあったりする。
元々の都内ジモチーでの家持
ちは便利だねぇ。大学もある
閑静な良い街で、人気の高い
場所だ。

「物件探しであーたの街の
中古戸建とかリサーチした
らさぁ、たっけえの」と言う
と、「高いね、うちのあたり」
と言う。
「最低、中古戸建でも億いる
ね」
と言うと「億だね」と答
える。


めざせ宝くじ15億円だな(笑


四国UFOラインの紅葉

2023年10月24日 | open
 

 
東京からオートバイでやって
来て四国を一周した友人に
と、四国のUFOライン
は紅
葉が良い感じだったと
の事だ。
瀬戸内海エリアを一緒に走っ
て休憩した時に、山の
づいた
所を指さして「あれ
?」と
訊くと、「あん
もんじゃない。
もう一面
真っ赤」
と言う。
なるほどねえ。
場所によって違うね。
そういうのが直に実感できる
からロードの旅走りてのは面
白いよな。
 
 

革ジャン

2023年10月24日 | open
 



 
19年ぶりに会う旧友との40年
ぶりの共走りの時、私は初日
はAVIREXのダブルライダース
に白シルクマフラーとMC看板
コマンドベストだった。
下は
革パンツとパンツの中に
オール
ドスタイルのレーシン
グブーツ。
二日目はAVIREXのA-2フライ
トジャケットに下は革パン。
パンツの中にショートブーツ
だった。

友人曰く、革はとてもいいし
好きなのだが、ロンツーが自
分はメインなので、どうして
も選択が革以外になる、と。
かなりしっかりしたメーカー
製ツーリングウエアの上下を
着ていた。
 
革は手入れに結構気を使う。
だが、ブラッシングと清拭を
ちゃんとやっていたらほぼ
メンテフリーだ。私の場合は
クローゼット中には入れず、
一年中吊るして掛けっぱ。
昔は真夏でも革着て乗ったり
していた。真夏でも革ツナギ
とか(笑
が、今は盛夏時はパンチング
ウエアだ。
しかし、それ以外ではオート
バイの時はまず革を着てる。
 
気に入っているカドヤの
ジャンは今浅草本店にフル
メンテ出し中。
納期5ヶ月(笑
ギャザー部だけの新品交換
頼だったが、いつもなが
感じの良い方がいろいろ
提案てくれたので依頼し
た。
私がDIY増設改造していた
フロンジッパーのカバー
フラップカドヤオリジナ
製で私の革ジャンに合わ
せて新規増設してくれるら
しい。傷んでいジッパー
の連結部の全交換と併せて。
それにオールクリーニング
等々のフルメンテのフルリ
ペアになる。
両袖と胴体裾部分のギャザー
全交換だけならリペア代金
はそれ程せずに
2万円台だ。
フルメンテ+リペア+付帯
加工だと別の安い
ジャン
買える位の
見積になったが、
ご提案も頂いたこの際だか
依頼した。
フロント部分を私の希望
を採り入れてカドヤさん
お任せで私のオリジナル
革ジャンを作ってくれる
のが何とも嬉しい。
打ち合わせは電話でのやり
取りだったが、何度も連絡
を頂いて詳細に打ち合わせ
をした。浅草本店請け。
 
革ジャンは好きなら着れば
いい
し、自分のスタイルに
必要性を
感じなければ着な
ければいいだけの事だ。
服なんてそんなもんだ。
自分が好きな物を好きなよ
うに着ればいい。
そして、着こなしは自分流
やるのが一番いい。
ただし、ミリタリーベレー
同じく、キモというのは
ある
ので、そこだけは知っ
ておい
てもいいかと。
ただ、軍ベレとは違い、こ
でなければならないとい
うの
は無いので、あまり
ネット情
報や服屋、革屋の
情報発信に
流されないほう
がいい。
自分流が不存在の着装ファッ
ションこそがダサいからだ。
そして、意図性のあるファッ
ション情報に流されるのは
その立ち位置がかなりダサ
い。実はファッション界の
「流行」というのは、仕掛
け人が「ことしはこれを流
行らせよう」と企画して発
信するものだから。モード
というのはそういう世界。
そして、ファッションは何
あっても、「流行を着る
のが
一番ダサい」(by ピンク
ドラ
ゴン山崎眞行)というの
は不動の真
理だ。
 
国産レザーウエアメーカー
してはカドヤとクシタニ
かなり良い。日本の龍虎。
革ジャン単体では20万前後
から40万あたりの価格帯で
良い海外メーカーは沢山あ
る。
だが、こと二輪用なら国産
ではカドヤかクシタニかと
思う。
 
そして、製品ではなく、両社
には共通項がある。
それは、カドヤもクシタニも
お店の方が親切丁寧かつ真摯
な態度の中にもフレンドリー
さがあって、とても感じ良い
のだ。これ、特筆的な共通項。
個人でメーカー選びの好みは
あろうが、レザーウエアは
浅草カドヤかクシタニがおす
すめ。
私の大昔のレーシングウエア
はクシタニのオーダー製だっ
た。
カドヤはストリート系でセン
スが光るが、私の時代以前は
コースライダーはカドヤ製一
色だった。黒ワンピースで、
鈴鹿S字登りが「ゴキブリ」
と呼ばれていた頃(笑
今の人、その呼び名知らない
だろうけど。
 
国産メーカーはカドヤかクシ
タニ。
装飾レザーファッションウエ
としてではなく、二輪用な
らば
これで決まりさ!(マッチ
はな
沈黙している)。
 
おいら小学生の時から革ジャン
着てる。
革ジャン歴55年(笑
 


明治4年の郵便ポスト

2023年10月24日 | open
 




明治4年(1871年)の郵便ポスト
(復元物)
を見て、旧友と歴史
話にちょい
花が咲く。
いわゆる廃刀令以前だものなぁ、
と。函館戦争のほんの2年後
ぜ、と。
明治4年は断髪令、廃藩置
年だ。
学生時代からの歴史科学研究
愛好者同士、話題のネタが同
じな
ので、会話に違和感ゼロ。
互いに切り出す話に何でも双方
が同じレベルで対話できる。
サラリと流すとこも突っ込んだ
独自見解部分とかでも。
特に学生時代の俺の周囲はたま
たまだろうが
知的かつ博識な奴
らが多かったので、日々が常に
勉強になった。
そして、何気ない会話が対話へ
とごく自然に違和感なく深化し
て行く。
こういうの、すんげ楽。
 


1871年といえば、まだ日本に
鉄道も無い。
そして、アメリカではコルト
SAAピースメーカーも誕生し
ていない(笑
 
 

印象

2023年10月24日 | open
 

左の赤いカワサキは「オート
バイ」という感じがするが…
 
このヤマハはまるでハインド
みたいな印象だ。


ハインド


「このバイク、ハインドみてえ
だな」と旧友に言うと、「ああ
〇〇ね」とヘリの型式で答えた。
あー、そういやこいつ軍事ヲタ
だった。いまぁ、まさにぃ、の
昭和同志会の頃から(笑
 
共走り一日目が終わり、夜飲
歩いた
時、ちょいとフォーム
気になるとこがあったので
それとなく指摘したら、翌日
はフォーム修正してバッチリ
になってた。ほんの僅かだが、
左足爪先が直線で外に出てた
のが翌日にはビシッと前を向
ていた。
昔から出来る奴だったが、そ
ういう吸収力と柔軟性が数
年も無転倒を継続させる
秘訣
だろうね。
二輪で一緒に走ったのは、実
にジャスト40年ぶりだった。
「まさか東京から離れたとこ
で一緒に走るとは思って
なかった」とか言ってた。
 
抑揚、発音、語性。東京弁が
懐かしかった。
「そんで、あるってっと」とか
言う。
ニヤリと笑うと「なに?」と。
「いや、その東京弁が懐かしく
てさ」と言うと「えー?じゃあ
あるってること何て言うんだ
よ?」と(笑
余計笑った。
こんな感じで、俺の言葉回しを
「しだりしたしねり」とか広島
県の連中は思ったのだろ
なぁ、
と。



しまなみ海道要注意 〜覆面隠密同心〜

2023年10月24日 | open
 

しまなみ海道(高速道路)





広島県尾道市と愛媛県今治
(いまばり)市の島々を結ぶ
「しまなみ海道」は全線が
制限速度70km/hの高速道路
です。
これは対面交通区間が多い為
そうした低速設定になっ
るのですが、来島(くるしま)
海峡大橋(第1〜第3)等では広い
2車線になります。
さらに端には歩道と125cc
までの二輪用の車道がある。
橋の幅も広い。


ここ、追い越しOKな区間で
すが、速度には要注意。
制限速度70km/hですので、
90km/h位で走ると速度違反。
普通の高速道路のつもりで
仮に105km/hで走行したら、
「時速35キロメートル以上
時速40キロメートル未満」
の違反で、点数は3点加点。
反則金は30,000円となり
ます。
ゴールド免許だと、その後
3ヶ月無違反だと点数は
ゼロ
戻りますが、次回
免許更新
ではブルー免許に
なる。
ゴールド免許の特典は消滅。
 
そして、実はしまなみ海道
は覆面隠密同心がうようよ
走っています。バンバン取
り締まって検挙している。
岡山県と香川県を結ぶ瀬戸
大橋は80km/h規制ですが、
ここも覆面が待ち構えてい
る。検挙されているのを
よく見ます。
走行注意。


しまなみ海道の場合は、橋
上での速度違反検挙は、停
止は橋を渡って陸路区間の
退避エリアに停止させる模
様。
 
しまなみ海道と瀬戸大昔の
本州四国連絡橋は、走行時
には速度に充分ご注意くだ
さい。
特にしまなみ海道などは仮
に65km/h走っている車
いて、遅いからと橋上
でも
抜かないほうがいい。
その先にいる覆面(白色とは
限らない。これまで3色を現
認)が車列を抑えて巡行走行
しているかも知れない。
サーッと右から抜いて、暫く
そのまま走って左に戻ろうと
しても、追い越し時に追尾計
測されて検挙される。
しまなみ海道では85km走行
でも追尾されたら検挙され
る。
時々見ます。「え?あの車、
あの速度で?」という位でも。
覆面パトカーは赤灯を出した
らその時点で実質もうアウト
です。絶対に見逃さない。
 
他地方から瀬戸内大橋、しま
なみ海道を通る方々はご注意
ください。
私はかつて仕事で瀬戸大橋と
しまなみ海道は月一ペースで
往復通行していましたが、
本当に覆面パトカーが多い。
そして、しょっちゅう捕まえ
てます。爆速でない車も。
本四連絡橋は速度にご注意。