
和文タイプライターは活字を拾って打ち込むものでした。
世の中に廉価なワープロが出現して
会社、オフィスでOA機器として
それまでの和文タイプから徐々に
ワープロに変わっていきました.
… … …
ワープロは英文タイプライターのように
キーボードのキーを打ち込むことで
かな文字、漢字(変換して)で
文章ができるようになりました。

このワープロを使って、事務の能率を高める意味で
日商のワープロ技能検定1級~4級がありました。
ワープロは日電(NEC製)、シャープ、カシオ、
東芝などメーカーがあります
自分のワープロで試験を受けるには、
そのワープロのメーカーによって
大阪市内のタイピスト学校や経理学校が
試験会場として割り当てられていました.
… … …
私は東芝『ルポ』を使っていましたから
試験会場は、(大阪)地下鉄四ツ橋線、信濃橋駅付近の
東芝ビルでした。
… … …
私は、手始めに技能試験4級を受けることにしました.
… … …
ビル内の試験会場は、会議室に机が並べられています.
会場の後の方には、トスバックのコンビューターの
冷却ファンが
「ヒューン…」
と音をたてています
この大きなコンピューターも技能試験用に貸し出していました
このコンピューターに座った受験生は、
持ち込んだソフトのフロッピーで機械を起動させています.

それぞのオフィスや会社から
やってきた受験生は、私の子供のような
若い男女です。
私は学級見学のPTAのように感じました.

家から持ってきた机上の東芝『ルポ』の電源を入れて
試験の開始を待ちました….

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