「哲学の道」を南へ歩いて
若王子神社、天王町を過ぎたころに
紅葉の名所、永観堂(えいかんどう)につきます
京都には紅葉の名所があちこちにあります
市内南、伏見のほうに東福寺が有名ですが
ここ,永観堂の紅葉も素晴らしい名所です
当時、ポピュラーでは無かったのか
紅葉の季節になっても拝観客は少ない静かな
境内でした
数十年前、NHKテレビ朝の番組で
紅葉特集を放送していました
その一編に永観堂の紅葉をとりあげていました
NHKの美人の女子アナ数人が
しかも和服姿でコメントをつけて、
美しい紅葉の木々の間を歩く構成でした
この番組のせいではないでしょうが
以後、永観堂に観光バスがどんどん
押し寄せて静かだった境内は、
吹っ飛んでしまいました
この寺は禅林寺(ぜんりんじ)で
通称が永観堂です
本尊は阿弥陀如来立像(あみだにょらいりゅうぞう)で
顔を左に向けた特異なお姿です
「みかえり阿弥陀」と
呼ばれています
… … …
東大寺、薬師寺、唐招提寺、飛鳥寺などの仏像は
すべて正面を向いています。
その中で永観堂の
「みかえり阿弥陀」は左を向いています
このユニークな発想がすばらしいです
… … …
永観堂の近くの真如堂(しんにょどう)の紅葉も
美しいのですが,コースから少し外れて
静かな穴場です。
さすがの凝り性がなせる業でしょうか。
感心しながら拝読。
今年はいつまでも寒くならなかったと聞いております。
(初心者の老人)欄だけでなく 今現在(こうよう)が現実味を帯びてるように拝見してます。
気候変動のせいか いま夏の南半球も 気温があまり上がらず(25℃ぐらい)朝夕は 肌寒く感じます。
美しい写真と それにまつわるお話。有難うございます。
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話が飛びますが「奥丹」の湯豆腐、枯れ枝の下でこの時期でも美味いのでしょうな。