必殺仕掛人 ①

フジテレビの時代劇『木枯し紋次郎』が好調だったころ

朝日放送は池波正太郎作品を原作とした

番組企画が立てられました



これは池波の『殺しの掟』『おんなごろし』『仕掛人・藤枝梅安』を

基に「闇の殺し屋たち」を主役にした時代劇テレビ映画でした

当時のテレビ時代劇では勧善懲悪が基本でしたが、

金をもらって人を殺す側が主人公という異例な話でした。



テレビ映画『必殺仕掛人』製作会社は

京都京福電鉄「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」にある

松竹京都撮影所(京都映画)です

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時代劇のテレビ映画もロケーションはあります

幸い京都は神社仏閣に不自由しません

嵯峨の大覚寺境内大沢の池、左京区の下鴨神社の糺す森が

が時代劇ロケの定番です



「必殺シリーズ」に限らずテレビ映画は

ロケーションが終わって撮影所に帰ると

オンリー(アフレコ)を録ります。

それが終わるとスタジオのセット撮影に入ります

その逆に昼間スタジオのセット撮影を終えてから

夜間ロケに出発することもありました



テレビ映画のシリーズ物は

毎週、放映するために制作スケジュールが

大変です



劇場用時代劇の制作では，昼夜にかかわらず

ロケの撮影の日はロケだけで終わっていました

１日にセットとロケ両方をこなすことはありませんでした



京都撮影所の必殺スタッフと会いました

久しぶりのこの忙しい仕事にスタッフは

元気に話してくれました