辻久子さんの「ツィゴイネルワイゼン」は
プレスコで先録りしています。
スタジオに置かれたピアノに
マイクロホンはセッティングしていません
もちろん辻久子さんのそばにもマイクスタンドは
ありません
ADさんが
「本番参ります…5、4、3…」
Qを出します
プレスコ(先録り)テープがスタジオの
スピーカーから流れるのですが
そのスピーカーの音量がスゴイのです
スゴイとは音が大きいのです
ピアノ伴奏とバイオリンがわんわんと
鳴るのを聞きながら辻久子さんは
「ツィゴイネルワイゼン」を
演奏(操作)していくのです
辻久子さんはプレスコの音量が
大きいのは業界で
知れ渡っているのだそうでした
今から40年ほど前
辻久子さんは自宅を処分して
ステラディパリウスを買いました
このニュースは当時、評判になりました