ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」は
ピアノ協奏曲のようで、ピアノが活躍するクラシックです
「パリのアメリカ人」も好きな曲です
ジーン・ケリーの踊りをふんだんに盛り込んだ
映画がありました
聴衆のいないホールの舞台に
オーケストラがズラリ並んでいます
北野タダオの指揮で「ラプソディー・イン・ブルー」が
始まりました
この曲は、クラリネットのソロで始まります
数小節進んで、スラーがかかるところで
クラリネットの音が裏返ってしまいました
たとえが悪いですが,鶏の首を
絞めたような音に鳴りました
ホールに聴衆はいません
指揮者、北野タダオは
オーケストラをストップしました
番組としてNGなのです
クラリネットのソロで始まるこの曲の
クラリネキストにプレッシャーが
一気に押しよせたのでしょうか
二度,三度と繰り返していくのですが、
どうしてもクラリネットの
音が裏返ってしまいます
… … …
ほかのプレーヤーにNGが伝染して
音楽番組の「NG大会」になったら大変です
幸いOKが出て無事終わりました
プロのプレーヤーがNGを出すのに
立ち会ったのは初めてでした。