写真説明:友人の写真クラブが写真展を開くというので,
会場の南海電鉄高野線・北野田へゆきました。
久しぶりの駅前はすっかり再開発されてビックリしました。
コンパクトデジタルの画角では足りないので,
簡単な0.5倍のワイド・アタッチメントで、
画角をかせぎました。取り付けたワイド・アタッチメントで
画面の四隅が流れてしまいました。
中学校に通うことになりました。
坂になった道を鴨江に向かいます。
峠から市内の方に向きますと,
遠くの山々の間から富士山が小さく見えます。
街には高層ビルなど無くて平屋のバラックが並んで見えます。
秋は,富士山、頂上の雪が広くなります。
冬は,雪の積もった白い三角の富士山です。
春は峰の雪が消えて,黒っぽい富士山に戻ります。
峠を越えると丘の上が学校です。
… … …
京都から東海道線で浜松を通るとき丘の上の懐かしい学校が見えます。
新幹線でも,車窓から白い学校の姿が見えていました。
名古屋の母方の叔父には、四人の子供がいます。
長男、進(すすむ)、次男,勇(いさむ)、三男、勝(まさる)、
四男、四郎(しろう)です。
いずれも戦争中に生まれたので,勇ましい名前になっていました。
そして敗戦になりました。
叔父は「進んで,勇んで、勝手にしろう」と悪い冗談を言っていました。
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長春の住まいのお向かいは,中村さん一家でした。
ご両親と、三人の姉妹、一人の男の子の、六人家族でした。
そこのお子さんの名前が,長女、礼子(れいこ)さん、次女、智子(ともこ)さん、
三女、信子(のぶこ)さん、男の子、長男、仁義(じんぎ)ちゃんです。
お子さんの名前をつなげると
仁義礼智信(じんぎれいちしん)となります。
「仁義礼智信」とは儒教で人間が守らなければいけない5つのルールといいます。
「仁」 思いやりの心 憐れむ心がやがて「仁」になる
「義」 世のためになる人としての道 不善を恥じ憎む心がやがて「義」になる
「礼」 礼儀正しいことはもちろんで謙虚、感謝の心 へりくだり
人に譲る心がやがて「礼」になる
「智」 正邪を正しく判断すること 善いこと悪いことを論じる心が
やがて「智」になる
「信」 嘘をつかないこと 信念・信条
を加えて五常の徳なのだそうです。
上の姉ちゃん「礼子さん」の誕生から名前を付けていくのですが,
最後の「仁義」ちゃんが生まれるまで、
ご両親は名前をどう考えておられたのでしょう。
中村さんの智子ちゃんと私は同級生でした。
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長春での住所は…
新京特別市盛京大路房産住宅78號
(しんきょうとくべつし、せいきょうたいろ、
ぼうさんじゅうたく、ななじゅうはちごう)です。
住所の最後の號は号の本字です。