競馬予想 競馬桜坂

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【競馬 予想】 第49回 宝塚記念(GI) レース回顧

2008年06月29日 21時43分55秒 | Weblog

締めのG1とあって回顧もしっかりしておきたい。

レースの流れとしては、読み通り約5馬身程のハイゾーン競馬だった。

ただ大きく想定外だったのは、エイシンデピュティの圧巻の粘り越し。
恐れ入ったの一言だ。
しかし、厳密に言えば、昨年よりも3秒も遅い特殊な馬場によって
多くの馬の能力が削がれたと言うのが正しいか。
各レースで故障馬が続出したのも印象的だった。

通常の馬場であれだけ果敢に逃げたら潰れるものだが、この馬の
抜きん出た馬場適性が、大きく勝負の明暗を分けた。

メイショウサムソンはこの結果からすると位置取り批判が湧いて来そうだが、
サクラメガワンダーも同じく後ろから来たように判断は間違えていない。
また後者は確実に重馬場巧者だろう。

インティライミはようよく、久々に本質が生かされた格好か。
ここまで重くなると、この馬には持って来いの条件だった。
また、この馬は今後は本当に輸送がない京都、阪神オンリー
使い方になるのだろう。

アサクサキングスは鞍上のコメントにもあるように、やはりこういう馬場は
厳しかったようだが、十分先に繋がる内容だった。

さて、注目したアドマイヤフジは驚きの好スタート。あそこまで上手く
出たなら、前に付けなさいと思ったが、レース後ラップを見て鞍上の判断が
正しかったことが分かった。
しかし、3コーナーで手ごたえが悪くなった時には自分自身春一番の悲鳴。。
陣営が申していた通り、ここまで重い馬場は厳しかったようだ。
最後の直線の盛り返しを見ると、もう少し良い馬場なら馬券にはなったというのが
唯一の救いだろう。秋にまた注目する価値はありそうな存在。

ドリームパスポートはもう終わってしまった可能性が高いが、今はとにかく
長期休養が必要だろう。

アルナスラインは血統だけ見ればこういう条件が得意と捉われがちだが、
やはりパフォーマンスの推移を見て分かる通りストレスが小さいレース向きの馬だ。
天皇賞秋、JCなら期待出来るが、有馬記念では要らない。

アドマイヤオーラはもう大人しくマイルの路線がベスト。

ロックドゥカンブは一命は取り留めたようで安心した。
馬券的にもこれまで大変お世話になった馬であり、もうその走りを見れないのは
非常に寂しいが、いい余生を送って欲しい。


馬券は3連複1-2-7などに大勝負しているようでは、馬連10倍では焼け石に水。
ちなみにこの3連複は前日から追っていたが、最終的に100倍程落ちた。
しかし今日の上位3頭の組み合わせで的中させている馬券者は、非常に
競馬を知っているものだと痛感する今年の宝塚記念だった。


一番印象的なG1は安田記念。
上半期G1戦線お疲れ様でした。

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【競馬 予想】 第49回 宝塚記念(GI) 結論

2008年06月29日 02時32分48秒 | Weblog

宝塚記念は古馬G1の中でも最もハードなレースに成り易い。
過去の好走馬に差し脚質多く、天皇賞春と脚が遅い馬が好走する
金鯱賞組みが多いのは頷ける材料だ。

完全な逃げ馬ではないが、エイシンデピュティアサクサキングス
この数戦で、速い体内リズムとなっておりスローは考え難い。
ロックドゥカンブの岩田Jもこの馬の性質を存分に生かすために、
前走なような競馬を試みて来るだろう。適性は文句なしにメンバNo1。
そして、当然アルナスラインメイショウサムソンも早めに射程圏内に
入れた競馬をするのは明確。
これに馬場が重くなれば、先行馬はハイゾーンの位置で競馬を強いられる
羽目となり、普段力量は同じでも位置取りの差で不完全燃焼に終わっていた馬に
狙いが立つ。

このレースにホクトスルタンは出走していないが、天皇賞春と目黒記念に
出走していたことは、少し条件は違うとはいえ、相対実力値を図れる材料になる。
ホクトスルタンは負けはしたが天皇賞春の方がパフォーマンス自体は高かった。
しかしながら、アサクサキングスには相対実力値でも少し離された。
一方、少しパフォーマンスを下げたとはいえ、目黒記念は実際に1着、
そして相対実力値でもアルナスラインを辛うじてだが上回っている。
菊花賞組4歳3強では現状アサクサキングスが1歩リードしていると判断する。

ここまで来るとアサクサキングスを順当に狙うかのようだが、先の天皇賞春で
この馬と同等の相対実力値にあったのがアドマイヤフジ
アドマイヤフジは今までも何度か触れているが、根源的なスタミナが乏しいため
長距離になると伸びそうで伸びない。本質は中距離での厳しい競馬向きだ。
前日の人気には、G1では久々に驚いた。正直、本来G1で買えるべき馬では
ないが、条件が整った今回だけは馬体を絞ったのを確認して、かなり厚く買いたい。
中山金杯は先行したように見えるが、あれはスロー競馬でのトリック。
ダッシュ力が殆ど無い馬なので、今日は無理なくいつもの位置から差す競馬に
なるはずだ。よく詰まる騎手だが、思い切って仕掛けて欲しい。

アサクサキングスは中間更に成長している感じである。
ただ、内回りの重馬場となると自滅してしまう可能性があるのが気掛かりだ。

アドマイヤオーラは、やはり基本的には瞬発力に長けた馬。
しかし、3歳時も弥生賞、皐月賞で耐久性を見せたように、明日は
一か八かでも後方に置かれた競馬から末脚にかけた時、一発がある。
安田記念の時のウオッカと正反対のイメージ。




◎ メイショウサムソン

○ アドマイヤフジ

× アサクサキングス

☆ アドマイヤオーラ




コメント (2)
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