しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

16歳のくちこ発見!

2018年01月10日 18時11分59秒 | 日記・エッセイ・コラム

牛歩ながら、断捨離は進めています。

相当量!のアルバムを処分したので、押し入れに、大きな隙間が発生。

すると、何やらファイルが二つ残っている。

大小、一つずつ。

 

で、

大を見ると・・・

なんと高校時代、中学の恩師に書いた手紙の下書きとか、

とにかく、色んな人に出した手紙の原稿。

そう、原稿だわ。

元々、手紙とか下書きする人間では無いし、

自分の歴史を未来の自分に残す為に、ファイルに溜めていたのでした。

所在不明のまま、長い年月が経過したんだなあ。。。

 

瞬時に丸ごと捨てようとしたのですが、

最初の手紙をちょっと読み始めたら、読みふけってしまって。

そこには、ホント、ガキのくちこが居ました

 

手紙の中に、ヨット部の顧問とくちこの会話が再現されていました。

地学の先生で、ニックネームは、ケージ。(以下、ケ)(くちこは、く)

 

ケ「おまえのような、体格に恵まれた奴は、滅多におらんのに、おまえは、それを全く無駄にしている。

 それと言うのも、おまえが本気で無いからだ。

 大体おまえは、何事に対しても本気で無い!

 勉強にしてもそうだ。

 おれは、おまえを実に頭が良いと睨んでいる。

 にも関わらず、少しも、全く、勉強していない!」

く「勉強はしている。」(本当はしていないが、面倒なので)

ケ「嘘をつくな!

 伊達に歳はとっておらん!

 大体、おまえの精神は20歳の精神だ。

 俺はそれを、16歳に戻してやる。

 根本的に精神を入れ替えるのだ。

 すると、おまえは絶対に成長する!」

く「私は純粋です。」

ケ「それは20歳の純粋さだ。

 月曜日に続きの説教をするから生徒相談室に来い。」

く「私のような良い生徒を説教しなくても、

 煙草を吸う生徒、酒を飲む生徒、不良は沢山いるのだから、そういう人から説教すれば良い。

 なんで、私のような良い生徒を説教するんですか?」

ケ「おまえの精神を変える為だ。

 おまえは何もかも中途半端だ。」

く「行きませんよ。」

ケ「全校放送で呼び出す」

く「行きません。」

ケ「授業の先生に呼び出して貰う。」

く「では、学校に行きません。」

ケ「おまえは、そんな奴じゃない。

 絶対に1人で来い。」

く「なんで?」

ケ「その方が、やりやすい。」

く「先生は、あくどい!

 沢山連れて行くと負けるからだ。」

ケ「その通り。」

く「では、今、続きの説教を聞きます。」

ケ「それはダメだ。

 ヨット部にはヨット部の雰囲気があり、学校には学校の雰囲気がある。」

 

以上のような、変な会話だったらしい。

で、くちこは、手紙で恩師に長々愚痴っていました。

以下抜粋

 

何故、そんなことを言われたのか?

自分は、自分がバカであることを感じている。

でも、自分のそんなところに、好意を感じる。

とても他の人とは似か寄らない個性的なバカだからだ。

私は、私自身の大部分が理解できず、自分がどんな人間なのか判定しかねるけれど、

自然ににじみ出てくるようなバカさ加減は本物だと思っている。

 

何故、20歳の精神と言われたのか?

考え方が?

度胸が?

半端ない読書量の影響?

多分、そうでは無く、

私の16歳が持つべき、情熱だとか、ファイトだとか、

そんなモノが足りないと言うんだろうな。

 

私に根性が無いことは自他共に認めるところだ。

しかし、根性なんか欲しくない!

苦しみに耐えるなんて、まっぴらごめん!

 

私は、だんだん、策略を感じてきた。

これがまた、ケージに言わせれば20歳たる所以なんだろうけど。

頭が良いと言えば、気をよくして勉強して成績が上がるだろう。

情熱が無い故に20歳だと言えば、情熱を持とうとするだろう。

これは、私を向上させるべく良い策略である。

 

しかし、此処に二つの障害がある。

一つは、私がその策略を読んでしまった事。

二つ目は、私は、自分の性格に干渉されると素直で無くなる事。

実に難しい。

 

で、

どうも、月曜日に1人で生徒相談室に行ったらしく、その報告も手紙にありました。

 

遊び過ぎだと言う内容の説教だったらしい。

進学校なのでね。。。

 

く「勉強ばかりしていたら、高校生活が充実しない。

 灰色の受験生活なんて真っ平ごめん!

 そこまでしないと大学に入れないのなら行かない!」

ケ「どんなに勉強しても勉強しすぎると言うことは無い。

 勉強して後悔することも無い。

 今、勉強せずに遊んでいたら絶対後悔する。」等々。

 

此処に、ワードで転記しながら、何度も何度も痛感したこと

それは・・・

長男が、まるで、くちこのコピーだったと言うこと

こんなに見事に同じタイプだったんだ

ああ、遺伝とは怖ろしい

環境も

 

でね、

長男の子育て中、くちこの役は、ひたすらケージだったと言うこと

笑えるわ。。。

いつだったか、長男が高校生の頃、くちこの高校時代の恩師が遊びに来て、

くちこが、真剣に、長男の事を愚痴ると、

よくまあ、自分の事を棚に上げて言えるなあと呆れていたけれど・・・

ホント、そうだわ

自分の時には解らなかったけれど、

我が子を振り返るとよく解る。

違うのは、くちこの両親は、くちこを自慢の娘として胸を張っていたことかな。

 

その恩師からは、今年も年賀状が。

ケージは、地学担当のヨット部顧問で既に他界、

恩師は、物理で、くちこを穏やかに見守り続けてくれたんだなあ。。。

計算すると、あれから43年・・・・

思えば遠くに来たもんだあ~

 

まあ、進学校に居ながら、

あり得ない位、勉強から背を向けていたのは事実だけれど、

高一から高三まで、父は胃癌で自宅療養していたし、

自ら大学進学を断念していたのもあるかな?

結局、超不本意ながら、全額国費の看護学校に進学したのでした。

 

とにかく、この手紙、ウルトラ長くて、びっしりと14枚

この後も延々、未だあるんです。。。

今思えば、迷惑な生徒だわ。

 

一応、捨てるのは延期して、

後ちょっと読んでから捨てようかな、と。

以上が大きいファイルでした。

 

小さいファイルはね、

離婚で生じた裁判書類でした。

全て処分したつもりでしたが、最小限、骨の部分だけは残したみたい。

離婚ね、大きな人生の試練でした

ケージの言うことを素直に聞かなかったから?

 

もっと小さなオマケも出てきました。

サメ氏と出会った頃のデート写真。

若いわ。

 

 

この三点が、押し入れに残っていたのでした。


閑話休題。

今日は、クレジットカードを5枚、退会して廃棄。

※書くのは簡単ですが、相当な手間でした

その他のカードを入れれば、十数枚、廃棄。

くちこ的に絞り込んでも未だ8枚、手元に残りました。

これらは、エンディングノートに全て転記しましたよ。

今日頑張った、くちこの断捨離です

コメント (53)
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