しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

叔父さん来たる

2015年07月03日 19時26分53秒 | 両親のこと

血って、有り難いなあ。。。

59歳で他界した父の弟、80歳(^_^)v

夫婦でくちこ宅にやってきました

父が生きていたなら87歳、叔父のようになっていたのかな?

父とよく似た叔父は、くちこのサブ父です。

 

父より口下手だけれど、

くちこ家のお墓の掃除、何十年も続けてくれています。

だから、くちこが何時お墓参りに行っても、お墓もお花も綺麗です

そして、独身のまま、くちこ家から出征して戦死した大叔父に対する国からの弔慰金を

毎年、受け取っては、くちこに渡しにやって来ます。

本来、本家が受け取るモノだから、と。

年間4万円、20年間で、今年が最後でした。

叔父は、勝手に、最後まで受け取ってくちこに渡すことを責務にしていて、

今日は、「これで、やっと死ねる」と笑っていました。

 

叔父は末っ子で、物心つかない内に台湾で母親を亡くし、

台湾から引き揚げ後、数年の内に父親と長兄も結核で亡くし、

志願兵で出兵し敗戦後帰って来たくちこの父に養われたのでした。

結核の姉と、未だ二十歳にもならないくちこの父・・・

泣き言も言えず、みんなで頑張るしか無かったようです

その姉もくちこの父も、とっくにこの世には居なくて・・・

叔父は肉親との縁が薄いんだなあ。

くちこも、一人っ子で、両親はとっくに他界。

くちこと叔父は、心に北風を抱えた者同士だからか、

仲の良い、叔父と姪です

 

くちこの娘が結婚する時、

既に離婚していたくちこは、式に呼ぶ親族が居なくて、

でも、叔父夫婦が立派な後ろ盾として出席してくれたのでした。

遠路遙々。

くちこの自慢の叔父として。

叔父にとっては、くちこの父が恩人だそうです。

くちこは、親の遺徳で甘い汁を吸って生きてきたんだなあ。。。

 

くちこが離婚を決めた時、くちこの両親は既に無く、

あろうことか、くちこは、養子取りの結婚だったばっかりに?

離婚する際に、危うく元夫にくちこの実家を取られそうになりました。

江戸時代からの本家筋で、

台湾引き上げ後も、兄弟姉妹が力を合わせて死守した実家の家と土地。

勝手に元夫が合法的に自分の名義にしていのでした。

くちこの両親と養子縁組をしていて、既に両親が亡くなっていたのでね。

 

くちこは、分家となってずっとくちこ家を支えてくれた叔父に申し訳なくて、

号泣しながら、

「叔父さん、ごめんなさい!

くちこのせいで、家が取られてしまう!

くちこ家が守れない!」

絞り出すような声で叔父に謝ったのでした。

離婚の原因は元夫の浮気だったので、

慰謝料と相殺で名義は取り返したんですけれどね。

それはもう壮絶な闘いを繰り広げました。

くちこは、三人の子供を背負い、

今の家のローンを背負い、

正に背水の陣!

阿修羅の如くに生きていたと思います。

で、思い出しても、してやられたことに腹が立ちます。

あ、また話が脱線。

 

とまあ、そんな叔父夫婦が来てくれて、

今日は楽しかったという話です。

長生きして欲しいなあ。

 

掃除に精進するサメ氏。

      

くちこは、手土産におはぎを作りましたが、失敗。(小豆が固くて)

 

 

叔父が来るので、仏壇の掃除をしていたら、

こんなモノが出てきました。

      

そうだった。。。

くちこは、50歳にして他家に嫁ぐにあたり、

そのことが申し訳なくて、父や父の親兄弟のために授戒会に出席したんだった。

よく解らないんだけれど、

これって、検索してみたら、

師から弟子へと代々仏法を正しく伝えること。

その仏法相承の系譜となるそうです。

ちなみに臨済宗建仁寺派です。

 

「死んだ人が仏になれるように坊さんが書く証文」と。

くちこ的イメージでは、あの世での指定席を確定する切符?

 

すっかり忘れていた、気ままなくちこ。

アホとも言います。

とまあ、叔父が帰った後、徒然物思ったくちこです。

 

孫息子一家は今、シンガポール外遊中。

その前に孫は散髪に行ったらしい。

      

 

誰かに似ている・・・と思ったら、

フィンガー5のボーカルだ。

 

コメント (46)
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