鎌倉旅行記の途中ですが、
くちこは、律儀で健気な質なので、ね。
父の日には、父のこと書かなくっちゃ!
生きていたら86歳、
でも、59歳で死んでしまった父。
今、この世に何人、父のこと覚えている人がいるんだろう。
十代にして、志願兵から帰国したら、突如、引き揚げ者一家の大黒柱に。
病身の父、兄、そして弟妹・・・
ありがちだった、あの頃の苦労をね。。。
家族の反対を押し切って母と結婚し、
辛うじて、くちこ一人だけ、我が子を得て「父」になった人です。
可愛がっては貰いましたが、
永く代を重ねた家取りとして、くちこが如何なものだったか?
運動神経は皆無で、
成績は、台風の大波のような推移。
なかなかかなり個性派な娘を・・・
当たり前の普通の娘の如くに扱っていたような?
人より劣るところを責められた記憶は無いし、
もっと普通にしていなさいと言われたことも無い。
学校の先生から見たら、相当な異端児だったくちこを、
ただ、自分の娘として、全てを肯定して見ていてくれていたような?
どんな娘であっても、
自分の娘として常に世間に胸を張っていた父と母でした。
一言でまとめれば、「親ばか」なのだけど、
それが、56年経っても、くちこの大事な「芯」になっている。
「自分に価値があるということ」
その揺るぎない根拠になっている。
どんなくちこも否定しなかったこと。
それが、今のくちこの根拠なのだなあ。
くちこは、50歳にして他家に嫁いだけれど(最初の結婚は養子取り)、
くちこは、死んだら両親の眠る墓に入ると決めている。
それは・・・
一度も言われたことは無いけれど、
幼い頃からの父との約束だと思っているし、
くちこは、
最後は両親の元に帰りたいのだ。
あのお墓に入ると思うから、
避けられない死を受け入れることができるんだなあ。
自分では、ファザコンでは無いと思っているのだけれど、
自覚のないレベルでファザコンなのかもしれない。
だって、今も尚、父はくちこの側でくちこを見守っていると信じているから。
だから、何か上手くいかないことがあると、
それは、父の力不足だと、
ちょっと父を責めたくなる56歳のくちこです。
因みに、去年の父の日の記事です。
http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/6fc42d9fa46a4c52de029c9cab31c2bc
では・・・
レトロなくちこ写真集。
実家前の浜を泣いているくちこをあやしながら歩いている父から・・・
さあ、
これから、サメ氏実家に出陣しますっ
行ってきまーす