サッカー狂映画監督 中村和彦のブログ

電動車椅子サッカーのドキュメンタリー映画「蹴る」が6年半の撮影期間を経て完成。現在、全国で公開中。

侍は勝利、なでしこは敗れる

2013年03月09日 | サッカー

侍ジャパン、チャイニーズ台北に勝ちましたね。
9回表の同点劇はしびれました。

1アウトから鳥谷が四球で出塁。しかし今大会不調の長野がセンターフライに倒れて、2死1塁。
「モーション盗めたら鳥谷走れ!そして井端が帰してくれ。勝つにはそれしかないだろ」と心の中で願う。いやTVに向かって叫ぶ。(残念ながら生観戦ではありませんでした)。
そしたら本当に走ってくれました、鳥谷!!
その後、1ボール2ストライクから井端がレフト前タイムリー!!
素晴らしい!素晴らしすぎる!しびれました。もう泣きそうになっちゃいました。
9回裏は、牧田がバントの小フライをダイビングキャッチ!そして4番を三振にきってとり…、10回に逆転。

途中までは、投手交代のタイミングが1テンポ遅いように思えたり、そこはバントじゃないだろうとか思ったりしたけど、これでいいムードになりました。
オランダ戦で一気に準決勝進出を決めてほしい。オランダ戦は生観戦するぞ!

その後、アルガルペカップのなでしこジャパンvsドイツの試合を観ました。
序盤は後手に回り、その流れで先制された印象。
しかし同点に追いついた大儀見の“落とし”は素晴らしかった。田中美南も代表初出場初得点おめでとう!
後半に入りドイツのFKが直接ゴールに吸い込まれ決勝点となった。風の影響もあっただろうが、GK海堀のポジショニングミスでもあった。

日本でプレーしている選手たちは開幕前でコンディションもあまりよくないように見えた。
一方、大儀見や熊谷、宇津木などヨーロッパでプレーする選手たちのコンディションは良く、ドイツの選手たちに対してもフィジカル的にもひけをとっていなかった。大儀見は別次元に突入した印象です。
個人的にはけがのためロンドン五輪メンバーから外れた宇津木に注目していた。
ゲームが進むとともに徐々に存在感を増して、体を張ってボール奪取したり裏のスペースへ良いパスを供給したりしていたが、時には正確に足もとにボールを入れたり。シンプルにさばいたり、タメを作ったり、そんなことが出来るようになってほしいと願望を込めて見ていた。
その点はいい時の阪口の方が上ですから。でも本当に宇津木には頑張ってほしい、さらに進化してほしい。

チームとしてはロンドン五輪後の実質的な第1歩、ここに宮間などが加わりどういう化学反応を示していくのか楽しみ。
おっとまだまだアルガルペカップが2試合残っていました。中2日でデンマーク、さらには中1日で順位決定戦があり、佐々木監督がどういうメンバー構成でくるのかも楽しみ。


映画「アイ・コンタクト」 新潟県長岡市で上映

2013年03月07日 | 「アイ・コンタクト」上映予定

映画「アイコンタクト」が新潟県長岡市の長岡リリックホールで上映されます。
3月31日(日曜日) 10時~ 12時15分~ 14時~ の3回上映されるようです。
詳しくは以下を参照してください。
http://blog.goo.ne.jp/janj_2007/e/0096a212d322af8015fad50586439b7f
http://www.nagaoka-caf.or.jp/revue/lyric_revue/11162.html

是非、お近くの方は足をお運びください。
アルビレックス新潟、アルビレックス新潟レディースのサポーターの方々も是非どうぞ。

また5月3日~10日には静岡県浜松市の映画館シネマイーラでの上映も予定されています。
詳しい上映時間がわかりましたら、また告知します。
シネマイーラのサイトは
http://cinemae-ra.jp/sub2.html


WBC 1次ラウンドのレギュレーション

2013年03月06日 | 野球

WBC1次ラウンドのB組は、チャイニーズ台北、オランダ、韓国が2勝1敗で並んだが、得失点率の差でチャイニーズ台北とオランダが2ラウンド進出を決めた。
韓国は最終戦のチャイニーズ台北戦で勝利をあげたが、1次ラウンドで姿を消した。
試合開始時点で6点差以上の勝利が2次ラウンド進出の絶対条件だった韓国は8回表まで2対0とチャイニーズ台北にリードを許していたが、8回裏に3点を取り逆転し最終回を迎えた。
しかしその時点で韓国の1次ラウンド敗退が決まった。
後攻の韓国は、仮にチャイニーズ台北に追いつかれ9回裏に満塁ホームランでサヨナラ勝ちしたとしても4点差の勝利であり、6点差をつけての勝利は不可能だったからだ。
結果としては、9回表はチャイニーズ台北を0点に抑えて3対2と韓国が勝利したものの、韓国は「笑顔なき勝利」に終わっった。

しかし、場合によっては、もっととんでもない展開になる可能性もあった。
わざと負けた方が2次ラウンドに進出できるという展開である。

3チームが2勝1敗で並ぶ可能性があるということで、1次ラウンド進出のためのレギュレーションがクローズアップされた。
もし勝敗で並んだ場合は以下の形で順位が決められる。
(難しいかもしれないのでサラッと読んでください)。
A 得失点率のようなもの
    数式で表すと、
  (得点÷攻撃のイニング数)-(失点÷守備のイニング数) 
  その数字が高い方が上位になる。
  但し全試合が対象ではなく、当該チーム同士の対戦のみが対象となる。今回に則して言えば、オーストラリア絡みの試合は除外された。
  全試合対象だと、弱小チームから大量得点したチームが有利にならないように配慮したものだと思われる。

B (総被自責点数÷攻撃のイニング数)-(総自責点数÷守備のイニング数) 
   その数字が高い方が上位になる。 
   これは全試合が対象となる。
    総被自責点数って何のこっちゃという感じですが、平たく言えば、相手投手の自責点の合計である。
   ちなみに自責点とは、簡単に言えば投手の責任で失った得点。野手のエラーなどが絡むと自責点ではなかったりします。
C 打率の高い方
D コイントス

いろいろと知恵を絞って考えたんだと思います。


では、とんでもないことというのは何でしょう。
韓国とチャイニーズ台北の試合に則して説明します。
現実には韓国は6点差以上の勝利が必要だったわけですが、仮に2点差の勝利が必要だったとします。
そして8回を終えた時点で3対2と韓国がリードし、チャイニーズ台北の攻撃を迎えます。韓国としては5対3で勝てば2次ラウンドに進出できます。
しかしそのためには一度チャイニーズ台北に同点に追いついてもらわなくてはなりません。
ではわざと打たせるのか?4連続四球を出すのか?
チャイニーズ台北側からすれば、そのまま負ければ2次ラウンド進出が決定するものの、同点の追いつくと進出できなくなる可能性が出てくるわけです。
ですから理論的にはわざと負けた方が良いということになります。
全部、三振しちゃえばいいわけです。
しかし本当にそんなことをやってしまったら大きな問題になるでしょう。
でも、同点に追いついた後にサヨナラ2ランホームランを打たれたら2次ラウンド進出を逃してしまいます。
それはそれで物議を醸し出すでしょう。
サッカーの予選リーグの引き分け狙いは戦術の一つであって、むしろそうすべきだと思っていますが、野球でわざと負けたりすれば、いったいどういう意見が飛び交うのでしょう。

まあそういったとんでもない状況になりうる可能性もあったということですね。

韓国が後攻ではなく先攻であれば、そういった事態はまぬがれます。
最終戦は勝たなければいけない方を先攻にするのか、先攻後攻をコイントスで決めるのか、レギュレーションの再考が求められるところです。

で、今日のキューバ戦。
勝てば2次ラウンド初戦の相手はオランダ、負けると初戦の相手はチャイニーズ台北です。
2次ラウンドは2勝すれば準決勝進出決定です。一度は負けても大丈夫ですが2連勝するのがベストですね。


「ろうを生きる難聴を生きる」でろう者サッカー

2013年03月04日 | 手話・聴覚障害

先月、ろう者サッカー男女日本代表の合宿に行ってきましたが、その時にNHK教育テレビのクルーが男子チームの撮影取材に来ていました。
その模様が「ろうを生きる難聴を生きる」で昨日放送されました。
2週にまたがっての放送で、後編は来週日曜日19時30分~。
再放送は金曜日の11時45分。

見逃したかたは是非ご覧になってください。

また、番組のサイトで映画「アイ・コンタクト」及び、単行本「アイ・コンタクト」を紹介していただきました。
http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/backnumber/2013/03/0303.html

未読の方は、是非、本の方もよろしくお願いします。


WBC 日本は2連勝 韓国は?

2013年03月04日 | 野球

WBCが開幕、日本は2連勝。第2ラウンド進出の可能性が限りなく高まった。
一方、韓国は初戦でオランダに敗れ、大変なことになっている。
火曜日の試合でオランダがオーストラリアに勝つと、韓国はその後に行われる最終戦でチャイニーズ台北相手に6点差以上で勝たないといけないようだ。
気になったので、レギュレーションをもとに概算してみました。間違っていたらごめんなさい。
韓国としては、その前に月曜日のオーストラリア戦に勝つことが大前提だが。

キューバ戦も注目だが、台北で開催されているB組も要注目!
観客の盛り上がりも凄い!