イタリアで開催中の精神障がい者のワールドカップ「Dream Worldcup2018」、15日、ソーシャルフットボール日本代表は準々決勝でハンガリーと対戦。2-3で敗れ、2大会連続の優勝には手が届かなかった。
試合は先ほど終了。終了間際、小林耕平選手の遠目からのゴールが決まったようにも思えたが試合終了のホイッスル。ゴールネットを揺らしたかどうかは映像では確認できなかったのだが、シュートした小林選手がガッツポーズした直後に試合終了となった。得点が認められていれば同点ゴールとなるはずだった。うーん…。
大会には10ヶ国が参加予定だったがセネガルが不参加。日本のグループBは4ヶ国となってしまい、順位をつけるための3試合となった。4ヶ国ともに準々決勝に進出できるが1位になれば別グループの4位と対戦することになり、普通に考えれば有利にはたらく。個人的には9ヶ国となった時点で来るグループ2位以上が準決勝進出、準々決勝は無しにしても良いのではないかと思った。
日本代表は大会初日の13日初戦のフランスには17-2の大勝、同日に行われたアルゼンチン戦も8-0の勝利。幸先の良いスタートを切った。
中1日で対戦したスペインは前述の2チームと比べて自力のあるチーム。試合は日本が押し込む展開だったがカウンターから2失点。しかし日本は松嵜、黒沼のゴール等、分厚い攻撃力で逆転し8-2と得点差を広げる。ゴレイロ川岸も好守で追加点を許さない。終了間際に1点を返されたものの8-3の見事な勝利。その結果、日本代表はグループリーグ3戦全勝で1位通過を決めた。尚、グループリーグの試合は10分ハーフ、時計を止めるプレーイングタイムで行われた。
一方グループAはイタリアが全勝で1位通過を決めたものの、2位から4位までは勝ち点6で並ぶ混戦。得失点差で、2位チリ、3位ペルー、4位ハンガリーとなった。このグループは最終戦を前にした段階ではハンガリーが2位通過するかと思われた。しかしチリに6-16の敗戦。この試合は観ていないが、おそらく主力選手を休ませたのだろうか。
日本は12名で大会入りし10名のフィールドプレイヤーがまんべんなく出場していたが、他国はもう少し人数も少なく主力と控え選手がはっきり分かれているような印象でもあった。日本はほとんどの試合でスターターは、ゴレイロ川岸、フィクソ北澤、ピヴォ八木、アラに中島と竹内。ある程度の時間が経つとフィクソ松嵜、ピヴォ竹田を中心としたユニットに交代。アラには黒沼、小林崇太郎、小林耕平、加村などが入り、順次交代していく。出場する選手でチーム力が落ちることもないし、連戦の疲れもため込まない。
そしてハンガリーとの対戦になった準々決勝はハンガリーが先制、前半は追いつくとことが出来ずに折り返す。後半、松嵜のCKを黒沼が蹴り込み同点、さらには中島が中央から持ち上がり竹田のポストプレ―から小林崇太郎がシュート、逆転ゴールを奪った。しかしハンガリーはフリーキックで同点、ゴレイロからのパスを受け反転したシュートが決まり3対2と再逆転。
その後、残り時間が少なくなってくると、日本はフィクソの北澤がGKユニフォームを身に纏いパワープレーに出る。 合宿でも練習してきた形だ。
そして幻の同点ゴール…。
その後再度映像を確認したが、シュートした直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、ホイッスルが鳴っている間にゴールネットを揺らしたように思える。試合終了って、ホイッスルの吹き始めが試合終了のタイミングなのだろうか??
シュートしそうな位置、態勢だったら審判も一呼吸笛を吹くのを待ったのかもしれないが、意外性のある位置からのループ気味のボレーシュートのようだったので気にせず吹いてしまったのだろうか。吹いてしまったからにはゴールは認められないということだろう。
スペイン3部リーグでも同様のことがあったようだ。
https://www.theworldmagazine.jp/20171103/01world/spain/185927
日本代表は準々決勝で敗れてしまった。決勝まで進む力は充分あるように思えたし、地元イタリアとの対戦が実現しなかったことは残念だった。初戦のフランス戦以外はパソコンにかぶりつき中継を観戦、明日も観る気満々だったので少々さみしい。
前回大会はすべて生観戦、今大会はインターネット中継の映像観戦だったので単純比較は出来ないが、個人のパフォーマンスはともかく、総合力という意味では2年前より確実に進化しているように思えた。
とにもかくにも選手、スタッフの皆さま、お疲れ様でした!
(注)前述したようにネット中継の不鮮明な画像を観ての記事なので不正確な点があるかもしれません。お気付きの点があれば、ご指摘ください。
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