柳宗悦と民藝の11回目は沖縄・琉球、12回目はアイヌの民藝でした。
民藝というのは、その土地の文化・工芸・美術など、独自の美しさがあると思います。
沖縄の紅型(びんがた)の美しさ、芭蕉布の涼しさ、私の憧れです。
芹澤銈介さんの染色作品に心魅かれるのは、紅型を研究されているからかもしれないと思いました。
きりっと、すっきり、斬新な色使い。柳宗悦と民藝の収集に専心した人でもある。
アイヌ民族の民藝も、素晴らしい。 アイヌの人たちが、固有の民族と公に認められたのが、2019年、たった3年前であることには驚きました。
いかに、日本人が虐げてきたのか、差別してきたのか、恥ずかしいです。
1984年(昭和59年)に社団法人北海道ウタリ協会から陳情がだされ
2019年(令和元年)に、やっとアイヌ施策推進法が施行された。(38年もかかっている)
【アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策推進法】
琉球王国は、薩摩藩が搾取した時期があり、
アイヌ民族は、松前藩が搾取した時がある、という歴史がある、
朝鮮半島の磁器の美しさに目を奪われて始まった柳宗悦の民藝探索。
その言葉に耳を傾けたい。
1.相手の立場に立って考える
2.相手を尊重する
3.尊重すべきものが、何ものかつかめない時には、見守るべき
協調と寛容、、、その心を失い、自国中心主義になると、戦(いくさ)が起こる。
人類の本物の叡智とはなにか・・・
静かに立ち止まって、耳を傾けたい。
琉球の着物 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)
アイヌ文様 魔除けだったという (無料イラストからお借りしました)
いろんな国の、いろんな民藝、、、、それぞれに美しい
ちなみに、私は「インド屋さん」と読んでいたお店の服がすきでした。