大先輩Kさんは、あるときから、洋服をかすりのものばかり着るようになられました。
久留米かすり 儀右衛門(giemonn)というブランドだということが
最近分かりました。
88歳になられ、形見分けのように、私に何枚かのかすりのワンピースをくださったのです。
いろんな模様がありますが、白十字の柄。藍十字。
これは、かつて「サザンクロス・南十字星」と呼ばれて、とても人気だったそうです。
小さい、白い十字が、いちめんに細かくついています。
長袖で、袖口に何本かのゴムが入っていて、丈の長いワンピースです。
私は大きい柄はあまり好きではありません。
なので、この久留米の小さい白い十字は、大好きです。
形見として着るようにと、頂戴しました。
昔は着物を母から娘へと受け継いだものですが、
このような和の洋服をいただいたのは、まさに着物をいただいたようです。
南十字星を身にまとう。素敵な感覚です。
大切に着せていただきます。
藍十字 白十字 南十字星 このような柄です。
(柄の見本からお借りしました)