丸善ジュンク堂オンラインコンテンツで
山浦玄嗣さんと伊藤比呂美さんの対談
「証言でつづる、もう一つのイエスの物語」を、
今日偶然見つけました。(YouTubeで)
もう11年も前の対談
視聴数は、1万回
1時間30分
ケセン語訳の4福音書
マタイ、マルコ。ルカ、ヨハネ
山浦玄嗣さんが訳しておられる。
この方は、医師・言語学者・詩人・物語作家
生まれた時から(お腹の中にいる時から)カトリックの家で育つ。
大船渡在住らしい。
いくつか読んでくださったのですが、
とても生き生きとした、ペテロやイエス様が
浮かんでくる。
伊藤比呂美さんは、太宰治の「駆け込み訴え」と似ていると。
これは、ユダが、訴えてくるお話。
太宰は、一気に書いたという。
確かに、迫力があります。
若松英輔さんが、100分de名著の「新約聖書」の解説で
やはり、ユダ・・・裏切り者の代名詞になっているが
弟子たちは、みんな逃げてしまって、イエスを裏切っている。
ユダの身に自分を置き換えると、
「友よ、しようとしていることを、いまするがよい」
というイエスの声、「友よ」という呼びかけに
ゆるし・愛を感じると。
このケセン語訳の本、
検索してみましたが、高額。
図書館には、宗教だからか、置いていません。
山浦玄嗣さんの他の本は、何冊かあったので、
予約しました。
アマゾンで、「イエスの言語 ケセン語訳」と「ガリラヤのイエシュー」が
古本で安価であったので、買いました。
ギリシャ語から翻訳しておられる。
ラテン語もご存じ。
質問にも、的確に答えておられて、
博識だと分かります。
医師としてのお仕事もしておられて
言語学者でもあり、詩人、物語作家。
恥ずかしながら、存じませんでした。
伊藤比呂美さんも、、、すごいです。
彼女は、法華経とか、般若心経などを翻訳しておられて
仏教へ走っておられるようですが、
キリスト教の知識もある。
方言で翻訳した聖書、うちにもあったはず・・・と
捜してみましたら、ありました。
『コテコテ大阪弁訳『聖書』」
ナニワ太郎&
大阪弁訳 聖書推進委員会
「マタイはんの福音書」
2000年11月20日に初版
2012年6月14日の新装版を持っていました。
方言で語られる福音書は、
なんだか、暖かくて、身近に感じます。
山浦玄嗣さん、すごい人です。
『ガリラヤのイエシュー」 山浦玄嗣 著
イエシューは、「イエス」が、なまったもの。
ガリラヤ地方も、方言がきつかったらしい。
だから、ペテロが、あなたもイエスの仲間にちがいない。
言葉でわかる、、、と言われたのですね。
この本は、「ケセン語訳四福音書」を、普通の日本語にしたものらしい。
音読しているDVDもあるようですが、高価。絶版、
伊藤比呂美さんは、山浦玄嗣さんの声で聴いているとか。
いいなあ。