風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

BUYSELL 振袖閲覧会

2023-10-28 19:11:22 | 絵画

絵画を楽しむように、BUYSELLの着物(振袖・留袖)を閲覧しています。

いろんな部分の大写しがあり、しみなどがあると、そこも写っています。

職人さんの技(わざ)を、堪能しています。

もちろん、手に取って見ることができたら、もっと幸せですが、

見ているだけで、十分楽しめます。

 

振袖はもう、着られません。(着たいとも思いませんが)

留袖も、着て行く場所がありません、

もし、娘や孫娘がいたら、きっと、喜んで買っていたのかもしれません。

 母は、自分がしてもらったように、私にも着物を用意して整えてくれていました。

 それが母の楽しみでもあったような。

 袖を通すこともなく、消えていった着物たち。申し訳ない。

 

振袖・留袖の着物を見ることは、母を偲ぶことのような気もしてきました。

一緒に呉服店へ行った思い出。

成人式の振袖の色と柄。

なんだか、胸が締め付けられるような、愛おしさを感じます。

 

 紅の着物   (BUYSELLさんの写真をお借りしました)

  この色は、母も私も好きな色。草花の柄も大好きです。

  見ているだけで、しあわせです。

 

 


東山魁夷さんの大型本 「現代日本素描画全集」 第6巻

2023-08-30 19:24:17 | 絵画

図書館から借りていた大型本

「現代日本素描画全集」の第6巻 東山魁夷

返却日になったので、急いで見ました。

東山魁夷さんの描く青い色。

だんだん、なぜ自分が魅かれるのか、分かってきたような気がします。

 

東山魁夷さんは、「無心に自然を見ていると、わたしを描いてという声が聞こえてくる」とおっしゃる。

「山の雲や、波・・・波自体の意思で打ち寄せ 響きを立てているのではない。

宇宙の根本的なものの動きにより、生命の根源からの導きによるものではないだろうか。」と書いておられる。

  (創造主の声を聞いておられたに違いありません。)

 

1971年(昭和46年) 63歳の時に、唐招提寺の障壁画を描くことを受諾なさった。

1975年(昭和50年)67歳の時に完成。

唐招提寺というお寺が好きで、何度か行きましたが、この障壁画は見ていません。

(一般公開はしていないのかもしれません・・調べたところ毎年6/5~6/7の3日間だけ公開されるようです。)

その下絵が、日本でもヨーロッパでも、展覧会が開かれ、公開されている。

(それも見たことはありません)でも、テレビは画集では見ました。

心ゆさぶられる、力のある障壁画。

 

この大型本を編集した佐々木徹さんの言葉に、共感します。

****P102 道  ****

 われわれは、人のなかにいながら 人と出会わず。

 自然のなかにいて 自然を忘れがちである。

 東山魁夷の作品は、静謐(せいひつ)に充ち、事々しい主張はしないが、

 その風景を通して、人と自然のあるべき姿を告げ知らせていると

 言えるだろう。

************************

東山魁夷さんは、絵を描くために生まれた人なのだと思います。

牧野富太郎さん(朝ドラ「らんまん」の主人公が、植物の採集を使命としたように。

 

こういう人は、神さまから選ばれた人なのでしょう。

しあわせな人生(苦労があっても)を送られた人たちです。

 

東山魁夷さんの青い色の世界に、浸っていることができた日でした。

 

 東山魁夷  朝雲   (無料画像からお借りしました)

  自然と一体になる感覚、、、静謐、、、、絵を見て瞑想する

  長野県にある記念館へ行っておけばよかったなあ

 


東山魁夷さんの画文集 『私の風景』

2023-08-05 19:15:08 | 絵画

ときどき、東山魁夷さんに帰りたくなります。

先日、随筆として高く評価されている本として、

『私の風景』東山魁夷 画・文 を紹介されて(たぶん飛ぶ教室で)

 図書館へ予約。

 

先日届いたのですが、やはりこの本も手元に置きたくなってしまいました。

古い本なのでアマゾンでは、安価。

 

この文は、なんと英訳もついているのです。

選りすぐりの東山魁夷さんの絵。

 〈緑響く〉と〈白馬の森〉

この緑と青、、、、私の好きな色でした。

 

いつか、奈良・唐招提寺の障壁画を、この目で見ることはできるだろうか。

 

本物の前に立つ。。。。。ことはできなくても、

画集は、自分の手元に置いて、いつでも見れる。

印刷技術の進化によって、より本当の色に近いものを見ることができるし・あ・わ・せ・

 どうして、東山魁夷の絵は、自然の中にわたしの魂を入れてくれるのだろう。

   千葉県市川市の旧東山魁夷邸に、東山魁夷記念一般財団法人があるらしい。

 

 緑響く 

 白馬の森   (2枚とも、東山魁夷無料画像からおかりしました)

  色彩は、写真だからか、微妙です。

  やっぱり本物を見たい。

 

 

 

 


和染紅型 栗山吉三郎さん

2023-08-03 19:01:49 | 絵画

このところ、ネットで着物や帯を、絵画として見るのが楽しみです。

昔から、ずっと紅型に憧れていました。

和染紅型なる帯を発見。

栗山吉三郎さんという有名な製作者のもの。

 

名前が染めてあります。

正真正銘のもの。

結城紬地。草花、流水の名古屋帯。

 

その図柄、絵柄、染める技術、描く技術、、、、

自分のものにしなくても、眺めているだけでも

本当に楽しいです。

触ってみれたら、なお嬉しいことでしょう。

 昨夜の満月、、、、見逃しました。

 

 これがその和染紅型の名古屋帯です  (ネットBUYSELLさんからお借りしました)

 最近この薄緑色に、とても魅かれます。

 樹々の碧と、空の青が、まじりあっています。


大塚国際美術館へいらしたことはありますか

2023-07-28 22:18:11 | 絵画

徳島県鳴門市にある、大塚国際美術館をご存じの方も多いと思います。

いらしたかたもあるでしょう。

友人夫妻が、最近その大塚国際美術館へバスツアーで行ったそうです。

世界の名画をその実物大で、色彩もほぼ同じで再現してある。

とても良かったと言ってました。

 

もう25年も前に作られた美術館です。

行った人は、とても良かったという人と、そうでもなかったという人とさまざま。

私は、本物ではない陶板複製画は、いかがなものか・・・と思っていました。

美術館で本物に触れる感動と、複製画(しかも陶器の板に焼き付けたもの)は、違うと思っています。

 

でも、あるいは、もしそこへ行ったら、別のなにか感動を覚えるのかもしれません。

とても広大な敷地に、世界へ行かなくても名画を見れる、

それは、図書館で美術全集を見るよりも、もっと迫力があるのかもしれません。

 

でも、本物と複製は違う。

ゴッホの本物を兵庫県立美術館で見たあの心の震え、強烈な印象は、

複製画では味わえないように思うのですが。

みなさんは、どう思われますか。

 安息日の桔梗   (野口勝利さんからお借りしました)

  私の一番好きな花、桔梗。

  7/28のサンセットに送っていただきました。

  ありがとうございます。