風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

雨の日の日曜日 大阪へ

2024-06-30 23:03:21 | キリスト教会
雨の日の日曜日でした。
あまり、バスや電車に乗ることはなく、
車での移動がほとんど。

しかし大阪へは、いつもバスと電車。
あいにくの雨でしたが、
会議があり、朝早くから出かけました。

バスを降りる時、順番をゆずってくださった男性。
エレベーターで、延長ボタンを押してくださった女性。
白杖を持って歩き、バスの順番を待っていた男性。

今回はあまり、奇抜な服装をした人には出会いませんでしたが
遠出をすると、新しい発見があります。
街並みの変化。
ちょっとだけ、お上りさんになった気分で
標識を見ながら地下街を歩く。

本音で語れる会議は、有意義でした。
思いがひとつである仲間たち。
自由に意見を述べ、真摯に意見を聴く。

というわけで、雨の日曜日、
傘をさして歩きました。



 雨にぬれる花たち (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)



新プロジェクトX 挑戦者たち 旧作アンコール 「命の離島~母たちの果てなき戦い~

2024-06-29 20:39:51 | キリスト教会
本日6/29(土)午後7時30分~NHKの
新プロジェクトX 挑戦者たち 
旧作アンコール
「命の離島~母たちの果てなき戦い~」を見ました。

教会のたくさんの方から、
見てくださいね、とメールがきました。
録画していましたが、いま、見ました。
*****放送予告から引用*****
終戦後、沖縄では水道施設が壊滅。
川の水を生活用水にすると感染症がまん延した。
医師は軍医に駆り出されて亡くなり、極度に不足した。
窮状に立ち上がったのは100人以上の女性たち。
現在の保健師にあたる「公衆衛生看護婦」となり、
各離島で島民の命を守る。
結核の疑いがあっても「周囲に知れると困る」と追い返されるが
島民に誠実に向きあい、信頼を得ていく。
79回目の沖縄慰霊の日を迎え、女性たちの奮闘秘話をアンコール。
***********

金城妙子さんをリーダーとする
「公衆衛生看護婦」100名以上の女性たち。

大城ヒロ子さんは、自分の子供を1歳半で亡くしても
島の人たちのために働き続けた。
消防団の人たちの協力も得て、患者さんをヘリコプターや高速船で
運ぶ仕組みもできた。

与那覇しづさんは、結核を撲滅したいと島の人たちの家を回った。
3人の子どもたちは、母親の後ろ姿を見て育った。
ひたすら島の人たちの健康を願い働く与那覇しづさん。
子どもたちは、長女は美容師、長男は光ハイバーの研究で琉球大学の教授に。
小児麻痺で右足が麻痺している次男は、ミシガン州の病院で医師をしている。
 貧しい人からはお金をもらわない。
テレビでは言ってませんが、
与那覇しづさんも、お子さんたちもクリスチャンです。

沖縄が日本に返還されるとき
「公衆衛生看護婦」制度が廃止されそうになった。
金城妙子さんは、島の実情を調査し、国へ働きかけ
存続が可能になったそうです。

89歳になった今も、金城妙子さんは、
アジアの女性たちに「公衆衛生看護婦」(保健婦)への道を
教えている。

女性たちの真心と誠実な働き。
人々の信頼を得るには、その心がなくてはいい働きはできない。

すごい女性たちがいたことを、知りました。
「やるべきことを、やりとげた」という誇りを
この女性たちに見ました。


沖縄の人たちは、戦争で悲惨な残酷な経験をしておられます。
戦争で犠牲になったたくさんの人たち。
戦後、沖縄の医師は、三分の二になっていた、という事実。

日本が、再び戦争をする国にならないように
切に祈ります。


 プロジェクトX (無料画像をお借りしました)

  中島みゆきさんのあのテーマソングを聞くだけで
  なんだか勇気が出てきます。
  


 

『さよならハーネス』盲導犬クララのものがたり 赤座憲久・作 石倉欣二・絵

2024-06-28 19:39:56 | キリスト教会
関西学院大学の聖書セミナーの日でしたが、
雨のせいか、ほかにも集会があったのか、
駐車場が満車で、入れませんでした。。。。
本日は、図書館で貴重な写本を見せていただくことになっていたのに。

朝、友だちと、雨だけれど、行きましょう!!と互いにメールしてたのに
会えませんでした。
残念無念。

その後、イオンの中にある図書館の分室で
3冊本を借りて、読みました。
********
その1冊が『さよならハーネス』盲導犬クララのものがたり
です。
名古屋にある中部盲導犬協会で訓練されたクララ
 全国には8つの盲導犬訓練所があるそうです
 現在働いている盲導犬は約700頭
 でも、必要としておられる方には、まだまだ足りません

盲導犬クララは、10年富田さんという目の不自由な若い女性を助けました。
そしてハーネスを取って、引退することになった盲導犬です。

ミントという子犬を1年間育てて、盲導犬候補犬にする
パピーウォーカーの家族
 両親と小学生の兄と妹
 桑名のおばあちゃん 
 引退犬を家で世話をしているボランティアの森田さん
 富田さんとの交流。

ミントは、クララの後をついで、
盲導犬として富田さんの新しいパートナーになる。
*******

常々私は、盲導犬を尊敬しています。
訓練が必要ですが、目の不自由な人の目になる。
 目の不自由な方の指示に従うだけでなく、
 盲導犬サーブは、国道の歩道で、亀山道夫君を、暴走者から救った。
 サーブは重傷を負い、左前脚を失ったけれど、
 危急の場合、盲導犬自身が判断して行動することもある

年齢のこともあり、ほぼ10年で働きを引退する。
本当に、お勤めご苦労様、、、と思います。
そして引退した犬たちのお世話をする人たちがいてくれる。

これからも、盲導犬たちを見守っていきたいと思っています。


 
 お仕事している盲導犬  (無料画像をお借りしました)
  パートナーであり、バディでもある盲導犬


 がんばる盲導犬たち (無料画像をお借りしました)

 

『書を語る』 黒柳徹子さん

2024-06-27 19:25:41 | キリスト教会
図書館で、『書を語る』という本を借りてきました。
著名な方々が、「書」について語る。
会津八一さんを筆頭に大岡信さん、金子光晴さん、三浦綾子さん、、、
90名もの有名人が名を連ねています。

そのなかで、黒柳徹子さんを発見
昭和63年(1988年)10月のこと。
「私の手習い記」という題。

戦争、戦後に学校で「習字」を習ったことはない。
 習おうにも、紙がなかった時代。
しかし、何十年と「王義之」「顔真卿」などの法帖を
毎晩寝る前に見て、「ふーむ」と言って寝るのが、習慣。
***引用、省略しつつ****
1987年正月に、上野の松坂屋で、
日本の代表的な書家二十人展をしていたので、見る。
そこで、胸が熱くなるほど(この人の字は好きだ!)と思う書家の字を見る。
何度も、何度も見直し、離れては見て近づいては見て、
(見れば見るほど好きになる!)と思った。
朝日新聞の係の女の方が、「これお書きになった方、いま、いらっしゃいますよ、ご紹介しましょうか?」といった。
・・・こういう字を書く方って、どういう風なんだろうと、、、
「じゃ・・・・」とお願いした。
不思議な親しみのある感じで
その方は「君のね、トットちゃんの学校のすぐ近くに、
僕、五十年くらい住んでいるのよ」とおっしゃった。
 次々に質問して、
「やっと先生を発見した!」と大喜びの徹子さん。

なんと、その書家は、青山杉雨(あおやま さんう)!!!!
     私も大好きで、尊敬している書家です。
徹子さんは、その時55歳。
****私は前に八十歳まで生きるだろう、と思っていた。
でも、お習字を始めてからは、百歳まで生きることに決めた。
***********
そうです。
 彼女はいま90歳。

知らなかったとはいえ、その書家の文字が好きになり、
その人柄にも魅かれて、「習いたい」と言える徹子さん。
やっぱり、いくつになっても、
トットちゃんなのですね。

    青山杉雨先生に習えるなんて・・・羨ましい限りです。
    純粋で無垢なお人柄だからでしょう。


 雨にぬれる紫陽花の花  
   (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

民俗学者 梅棹忠雄先生のこと その2

2024-06-26 19:40:33 | キリスト教会
カルチャーラジオアーカイブスで
民俗学者 梅棹忠雄先生の2回目を聴いて、
驚きました。

64歳のとき、中国(モンゴル)の調査から帰国したあと
突然、朝起きたら、目が見えなくなっていた。。。。
 1986年64歳の時
 原因はウィルス性のものらしい。

しかし、その後も、文献を音訳・音読してもらい、
口述筆記で、執筆を続け、失明前よりも多くの著作を残した。
1993年に「梅棹忠雄著作集」全22巻+1巻が完成。

有名な本は、1957年『文明の生態史観』
『情報の文明学』『知的生産の技術』
文化人類学の先駆け。
文化の実態を知るために、フィールドワークを活発に行った。

司馬遼太郎さん、小松左京さんとは、友人だったそうです。

途中失明しても、なお、諦めることなく
自分の研究を続ける強い意志と使命感。

すごい人は、たくさんおられるのですね。



 メタセコイアが見える景色 (高谷学さんからお借りしました)