風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

映画 「峠 最後のサムライ」 常在戦場 河合継之助さん

2023-11-08 19:27:47 | ドラマ・映画・演劇

司馬遼太郎さん原作の「峠」

かなり前に読み、泣きました。河合継之助という名前を耳にするだけで

涙が出そうなくらいでした。

映画になったと聞き、アマゾンプライムで見れる日を心待ちにしていました。

 そして見ました!

 

2020年9月25日に公開予定でしたが、新型コロナウィルスの蔓延で延期。

2021年7月1日に公開されるはずでしたが、諸事情で、これも延期

2022年6月17日に、ついに公開されました。

 

河合継之助を、役所広司さん 妻のおすがを、松たか子さん

母のお貞を、香川京子さん  父を、田中泯さん

そのほか、佐々木蔵之介さん、榎木孝明さん、井川比佐志さん

山本學さん 吉岡秀隆さん、仲代達矢さんが殿の牧野忠恭

 東出昌大さんや、永山絢斗さんも出ていたのが延期の理由か。

 

監督は、小泉堯史さん

さすがに、端的によくまとめておられたと思います。

武士の形を、後世に残す。

長岡藩をスイスのような永世中立国にしたいという理想。

元は三河の出の牧野家の家風 「常在戦場」(じょうざいせんじょう)

 常に戦場にいるような緊張感な心持でいること

 

河合継之助さんが妻に送った古今集の歌

 形こそ深山(みやま)がくれの 朽ち木なれ

 心は花に なさばなりなん

心に伝うる まことの花になりなし

 この花は、河合継之助さんから、若い長岡藩藩士に伝わっていった。

   かの、山本五十六さんも長岡藩。

   「常在戦場」の言葉を心に秘めておられたようです。

 

4日間だけ、長岡城を取り返したけれど、

数にまさる長州・薩摩に追われ

長岡藩の人たちは、会津へ。

桑名藩、米沢藩とのご縁。

 

サムライの世の中の終わりを見通して

これからは商人になれと若い藩士に言う。

でも、武士・サムライとして自分は死ぬことを選んだ。

  多くの藩が、寄らば大樹の陰で、官軍を名乗る薩長に寝返る。

  これが世の中。

でも、義を通す、死を恐れない生き方に、潔さ、憧れを感じてしまいます。

 

 花の名前が分かりません・・・・  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

 

 

 


東野圭吾原作 劇場版映画 『沈黙のパレード』見ました

2023-11-03 19:13:16 | ドラマ・映画・演劇

祝日だからというわけではありませんが、

少し時間と心に余裕ができたので、

久しぶりにアマゾンプライムをのぞいてみました。

 

『沈黙のパレード』は、東野圭吾さんの原作だから

まず間違いは(がっかりすることは)ないだろうと見ました。

2022年9月16日公開。

「ガリレオ」シリーズの9作目だとか。

 

福山雅治さんは、歌手ですが、もうすっかり俳優。

14年ぶりに戻ってきたという、柴咲コウさん。

やっぱりこの人でなくてはと、実感。

 

湯川学(福山雅治さん)の親友の刑事草薙俊平(北村一輝さん)も

いい感じでした。

 

理系の頭(東野圭吾さん)の、ミステリーは、深く深く探っていき

読者を驚かせる逆転の展開のみごとさ。

そこに互いを思いやる気持ちも表現されています。

 

罪は償うべきであること。

そこは、ぶれてはいない。

 

満足感でいっぱいです。

 

 夕暮れの道   (高谷学さんからお借りしました)

  いろんなお写真を見せてくださって、ありがとうございます。

   この道は、どこか分かりませんが、樹々から静かな力をもらいます。

 


東野圭吾原作 ドラマ「レイクサイド マーダーケース」観ました。

2023-10-03 19:32:26 | ドラマ・映画・演劇

少し時間があったので、

久しぶりに、アマゾンプライムのドラマを見ました。

東野圭吾原作(「レイクサイド」)だから、大丈夫だろうと思いました。

期待を裏切らない出来栄え。

「レイクサイド マーダーケース」(湖畔の殺人事件)

監督は青山真治さん。

有名私立の中高一貫校を受験させる3組の家族。

そのために湖畔のログハウスの別荘での合宿。

 

2005年の映画です。

「お受験」という言葉が流行したころでしょうか。

子どもの人生を、親が心配するのは分かりますが、

「子どものためにレールを敷く」のは、いかがなものか。

 

いい学校とは?

勉強だけ出来たらいいのか?

競争社会を生き抜くために、何が必要なのか?

子どもを親のロボットにしてしまっていいのか?

 

いろいろ考えさせられました。

全然知らない映画でしたが、俳優さんたちも良く、いい映画でした。

 姫神(ひめがみ)・・・姫神山でしょうか。気になりました。

 

 姫神山(ひめがみやま) (無料画像をお借りしました)

  湖畔の宿、、、という言葉がありますが、

  ログハウス、木造のこんな別荘があるのですね。

   友人のログハウスに行った時、その木の壁を通して自然が見えるような気がしました。

   木のもっているぬくもりを感じた家は、その家が初めてでした。

 

 

 


2016年の映画「沈黙 サイレンス」を思い出して

2023-09-23 18:25:30 | ドラマ・映画・演劇

友人のT.Mさんが、遠藤周作さんの「深い河」を中心に

最近、いろいろ考察しておられます。

私も若いころ、友人3人で、遠藤周作さんの作品を読む会をしていました。

しかし、もうずっと遠藤周作さんの作品を読むこともなく、

遺作となった「深い河」も、実は読んでいません。

 

この「深い河」は、黒人霊歌にもありますし、

インドのガンジス川も意識しているらしいです。

 

旧約聖書の「イザヤ書53章は、イエス・キリストの十字架を預言しています。

 イザヤ書53章2節~4節

  :2・・・彼には見るべき姿も輝きもなく

    私たちが慕うような見栄えもない。

  :3 彼は蔑(さげす)まれ、人々からのけものにされ

    悲しみの人で、病を知っていた。

    人が顔を背けるほど蔑まれ(軽蔑され)

    私たちも彼を尊ばなかった

  :4 まことに、彼は私たちの病を負い

    私たちの痛みを担った。

    それなのに、私たちは思った。

    神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。

     (新改訳聖書2017)

「深い河」には、このイザヤ書53章のことばが度々引用されているそうです。

 

2016年の映画「沈黙 サイレンス」は、とても優れた映画でした。

遠藤周作さんの作品を、外国人のキリスト者の目を通して描いている。

宣教師の役は外人(古い日本映画の「沈黙」では、丹波哲郎さんなどだったかと)

 

一番印象に残っているのは、

隠れキリシタンのリーダーのやや年配の男性。

その表情、演技は、まさに本物のキリスト者でした。

ゆるぎない信念、信仰が、その厳しく引きしまった表情に現れていました。

 いまも時々その表情を思い出すことがあります。

 

いざとなったときに、「主を知らない」と言わないでいられますように。(祈りつづけます)

 

 鈴蘭  そのいつくしみはかぎりなく  (野口勝利さんからお借りしました)

  主の恵みと慈しみを 日々味わい 感謝したい。

 

 

 


NHK 「らんまん」 早川逸馬と再会

2023-09-14 16:38:48 | ドラマ・映画・演劇

本日9/14の朝ドラ「らんまん」は、土佐で別れた早川逸馬との

涙の再会でした。

 

神社の合祀で森が荒れる、、、野々宮さんからの手紙で熊野へ行こうとする万太郎。

南方熊楠さんが同時代の人だったとは、驚きでした。

 

映像の面白さは、

徳永教授から言われた「目立つな」という言葉が出るところは

すべて万太郎の「影」を映していました。

 

「らんまん」の脚本のセリフは、心に残るものが多いですが、

今日の早川逸馬さんの言葉には、大いに共感いたしました。

 「わしはだれもが、己のまま生きていける世の中を夢みたけんど、

  また戦の世となる」

 「自由とは、己の利を奪い合うことじゃない。

  奪われた側は痛みをわすれんき、憎しみが憎しみを生んで

  行きつくままに、行きつくしかない」

 「おまんは、自由の極みじゃった。・・・

  自分だけの道を見つけて」

 「身分は、大事か?」

 「おまんを信用したがは、おまんが誰じゃあのうて

  その目だけたい」

 根っこがつながりおうて、風に乗る二匹の竜のように・・・という青春の日。

 

今週の花は、オオキツネノカミソリ

果たしてどのような意味を持たせているのでしょう。

 人生で、本当に自分のやりたいことを見つけて、それに生きることが出来た人は

 苦しいことがあったとしても、幸せな人生だと言えます。

 そういう人は、多くはない。

 悔いのないように生きたい。

 オオキツネノカミソリ  (無料画像からお借りしました)

  華やかな花ですね。リコリス・・・彼岸花の仲間のようです。