「英雄たちの選択」で、江戸川乱歩さんを取り上げていました。
大正時代から昭和。
探偵小説作家として人気がでたが、
戦争中は、作品が発禁になるなど苦汁をなめた。
しかし、多くの作家が、国策に従って本意ではないものを
書かざるをえなかったが、
江戸川乱歩は、出版社からの依頼もなくなり、疎開していた。
自個を持っている人だったと、ゲストの高橋源一郎さんが言ってました。
戦後は、長編小説の連載依頼も断り、
若い推理小説作家を育てる(プロデュースする)ことに
力を尽くした。
日本推理作家協会を設立。
「宝石」という推理小説の冊子をつくったり、
江戸川乱歩賞は、推理作家の登竜門になった。
ただ、子供向けの「少年探偵団」は書き続けた。
明智小五郎、怪人二十面相は、よく知られています。
でも、よーく考えたら、私は江戸川乱歩さんの作品を
読んだことはない、、、ということに気づきました。
外国の推理小説、エドガー・アラン・ポ―をもじって
江戸川乱歩というペンネームをつけたことは知っていました。
学生のころから、トリックや、暗号、科学知識を研究していたこと。
その蔵書は、多岐にわたり、立教大学に隣接する
「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」
その蔵にある蔵書の多さは、司馬遼太郎記念館を思い出しました。
一番の後継者は、盟友でもある、横溝正史さん。
松本清張さん、山田風太郎さん、星新一さん、筒井康隆さん・・・
多くの推理小説作家が戦後出てきたのは、
江戸川乱歩さんの功績。
番組で、心に残った言葉
「異質なものをどう受け入れるか」
「古い国家の力学は何なのか」
子どものころ、推理小説にとても魅かれていた時期があったことを
思い出します。
「シャーロック。ホームズ」をよく読みました。
ルパンは、あまり読んでいませんでした。
謎解きは、子どもも、大人も、大好きですね。
絵のような赤い蔦 (高谷学さんからお借りしました)
本当に、絵に描いたような蔦ですね。