カルチャ―ラジオ アーカイブスで
棟方志功(むなかた しこう)さんの1回目を聴きました。
少年のころ、畑で転んだら、そこにオモダカの白い花が
その美しさにニコニコしていた。
これを表現する人になりたいと思った。
18歳のときに、ゴッホの絵を見て
ゴッホのようになりたいと思った。
27歳のころ油絵をやめて
日本ならではの絵を描こうと思う
ゴッホも好きだった浮世絵は、版画。
板の中にあるものを彫りおこす=板画だという。
ほとばしる情熱。
見えないナニカに、動かされる。
故郷青森のねぶた祭りを愛する人。
八甲田山からの景色を愛する人。
自分の絵に、作は柵(さく)と書く
柵とは、巡礼のお札のようなもので、
自分は、絵=板画を描くことは、お札を納めるのと同じだという。
保坂さんが、棟方さんは、自分の言葉を絵にしているという。
確かに、その話しぶりは、とても魅力的でした。
謙遜。清らかさ、魂の美しさ。
人を感動させるのは、無我・無私の魂なのだと
つくづく思いました。
ゴッホの絵を見ると、すぐにゴッホだとわかる。
棟方志功さんの絵を見ると、すぐに棟方志功さんの絵だとわかる。
この個性は、内から湧(わ)きあふれるもの。
独自のもの。
ゴッホも棟方志功さんも大好きです。
オモダカの花 (無料画像をお借りしました)
棟方志功さんの作品 (無料画像をお借りしました)