風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

ゴッホになろうとした棟方志功さん

2024-08-06 17:38:53 | キリスト教会
カルチャ―ラジオ アーカイブスで
棟方志功(むなかた しこう)さんの1回目を聴きました。

少年のころ、畑で転んだら、そこにオモダカの白い花が
その美しさにニコニコしていた。
これを表現する人になりたいと思った。

18歳のときに、ゴッホの絵を見て
ゴッホのようになりたいと思った。

27歳のころ油絵をやめて
日本ならではの絵を描こうと思う
 ゴッホも好きだった浮世絵は、版画。

板の中にあるものを彫りおこす=板画だという。
ほとばしる情熱。
見えないナニカに、動かされる。

故郷青森のねぶた祭りを愛する人。
八甲田山からの景色を愛する人。

自分の絵に、作は柵(さく)と書く
柵とは、巡礼のお札のようなもので、
自分は、絵=板画を描くことは、お札を納めるのと同じだという。

保坂さんが、棟方さんは、自分の言葉を絵にしているという。
確かに、その話しぶりは、とても魅力的でした。
謙遜。清らかさ、魂の美しさ。

人を感動させるのは、無我・無私の魂なのだと
つくづく思いました。

 ゴッホの絵を見ると、すぐにゴッホだとわかる。
 棟方志功さんの絵を見ると、すぐに棟方志功さんの絵だとわかる。
 この個性は、内から湧(わ)きあふれるもの。
  独自のもの。

ゴッホも棟方志功さんも大好きです。



 オモダカの花 (無料画像をお借りしました)




 棟方志功さんの作品  (無料画像をお借りしました)