ラジオの「DJ日本史」で、歴史上の人物のあだ名を特集していました。
その中で、面白かったのが、
井伊直弼のちゃかぽん
井伊直弼というと彦根の藩主の息子に生まれたけれど
14男なので、家督を継ぐことからは縁遠い。
なので、文武に励んだようです。
そしてついたあだ名が「ちゃかぽん」
ちゃ=茶道のお茶のちゃ
か=短歌の歌のか
ぽん=能の鼓を打つ音のぽん
というわけで、かなりの教養人だったらしい。
でも教科書の歴史で習うのは、安政の大獄で多くの人を殺した。
恨みをかって、桜田門外で暗殺された。
ただ、この時も、暗殺の情報は入っていたらしく
警護を厳重にしようという意見を、退けて、
いつもと同じ警護でいいと言ったとか。
彦根城へ行ったときに、
お土産に「埋れ木」というのがあって、
どういう意味なのだろうと思っていたのですが、
井伊直弼は、自分は14男であり、埋もれた木のようなものだと
ひっそりと暮らしていたことによるらしい。
歴史上の人物の、真の姿は、果たしてどうなのか?
資料と想像で、推しはかるしかない。
井伊直弼も、明智光秀も、その土地の人からは慕われていたらしい。
歴史に名を残した人たち、、、、、
後世にどのように語り継がれるか、、、
根も葉もないことや、尾ひれを付けて語られるのは
気の毒な気もします。
ちゃかぽん、、、というあだ名は、親しみを込めてつけられたのかしら。
「埋れ木」井伊家御用達 天皇陛下献上のお菓子 (いと重菓舗)
(無料画像をお借りしました)