風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

沢木耕太郎さん インタビュー

2023-01-12 17:36:45 | 

ご覧になりましたか。

NHKクローズアップ現代1/10(火) 「沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」

少し前に書いた『天路の旅人』(沢木耕太郎 著)のことを主に語っておられました。

いままで、テレビに出ることは、避けておられましたが、

75歳になり、「この作品が最後のノンフィクションになっても納得がいく」という心境になられたからだろうか。

 (高倉健さんも、ある年齢になって、密着取材を了承された。)

 

自由を広げて、生きる尊さを、主人公西川一三さんに見るという。

それは、ご自身のお父様の生き方と重なるようです。

その生き方が理想である、と言い、目指しておられることが伝わってくるインタビューでした。

 

優しい微笑みに、魅了されました。

 いままで特にファンということもなく、友人の勧めで「深夜特急」や「天涯」の文庫本を

 何冊か買いましたが、「深夜特急」は、読んでいると、無性に旅に出たくなってしまうので

 読むのを中断中。

 

でも『天路の旅人』は、読んでみたい。

西川一三さんが、人には多くは語らず、しかし書き残しておられた原稿を手渡された

その責任を、25年かけて全うされた満足感が、あの笑顔に表れていたのかと思ったり。

 

国にも、誰にも、囚われない(拘束されない)自由人である旅人。。。

帰国後の静かな単調な日々。

なんとなく悟りを開いた人の、無欲な生き方なのかと思う。

それが沢木耕太郎さん自身の理想でもあるらしい。

 ただし、旅をするお金は必要ですが、、、と。

 

一人の人生を追跡する。

そんな本なのだろうか、と思ったり。

 2023年みなとみらいの白梅 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  梅の香りを、馥郁(ふくいく)たる香りといいます。

  水戸の偕楽園へ若い時にいきました。そのとき「梅」の真価に、初めて気づきました。

  多くの種類があり、その香に圧倒されたことを思い出します。

  梅子さんという名前をつけたくなる親の気持ちも、分かりました。