風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

フジコ・ヘミング  ショパンの面影を探して

2023-01-05 17:49:28 | 音楽

フジコ・ヘミングの「ショパンの面影を探して スペイン マヨルカ島の旅」を見ました。

 T子さん情報です。

もう90歳を越えておられるのに、旅にでる気力と、ピアノが弾けるすごさ。

衣装はいつもの彼女独特のもの。

 

ショパンがジョルジュサンドと過ごした、マヨルカ島。

そこで結核を患ってしまうショパン。

苦しみの中から生まれた名曲の数々。

 

魂のピアニストと言われるフジコ・ヘミングを知ったのは、

1999年2月11日のNHKのETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」です。

それからレンタル店でフジコさんのCDをいっぱい借りてダビングしました(当時はまだそれが出来ました)

毎日毎日聴いていたからでしょうか。ある時テレビでピアノが流れたとき、

最初の1音で、あっ、フジコさんの音だと分かりました。

まさにフジコさんの演奏でした。

なんだかぞくっとしました。

 

フジコさんのコンサートを聴く機会はあったのですが、行きませんでした。

やっぱり行ったほうがよかったかな。。

 

マヨルカ島では、友人のヴァイオリニストの助けもあり、訪問してコンサートも

2回することができました。

 耳のためとはいえ、飛行機なら2時間のところを、車で1日半かけて行くとは。

 

「間違えないように、神さまにお祈りしていたから、今度は、前ほど間違えなかったわ」とおっしゃる。

確かに、素人の私でも??と思う音もありますが、

その音色は、清らかです。透明感がある。

こんなふうに弾いてほしいな、、、と思う演奏です。

魂に響いてくるのです。

永遠にピアノを弾いている人ではないか、、、と思うフジコ・ヘミングさんです。

 フジコ・ヘミングさん  (無料画像からお借りしました)

  神さまを信じているフジコさんは、晩年になって、

  その魂に届く演奏を、多くの人に聴いてもらうことができるようになりました。

  苦しい時が、どれほど長くても、ピアノを弾き続けていた。