フジコ・ヘミングの「ショパンの面影を探して スペイン マヨルカ島の旅」を見ました。
T子さん情報です。
もう90歳を越えておられるのに、旅にでる気力と、ピアノが弾けるすごさ。
衣装はいつもの彼女独特のもの。
ショパンがジョルジュサンドと過ごした、マヨルカ島。
そこで結核を患ってしまうショパン。
苦しみの中から生まれた名曲の数々。
魂のピアニストと言われるフジコ・ヘミングを知ったのは、
1999年2月11日のNHKのETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」です。
それからレンタル店でフジコさんのCDをいっぱい借りてダビングしました(当時はまだそれが出来ました)
毎日毎日聴いていたからでしょうか。ある時テレビでピアノが流れたとき、
最初の1音で、あっ、フジコさんの音だと分かりました。
まさにフジコさんの演奏でした。
なんだかぞくっとしました。
フジコさんのコンサートを聴く機会はあったのですが、行きませんでした。
やっぱり行ったほうがよかったかな。。
マヨルカ島では、友人のヴァイオリニストの助けもあり、訪問してコンサートも
2回することができました。
耳のためとはいえ、飛行機なら2時間のところを、車で1日半かけて行くとは。
「間違えないように、神さまにお祈りしていたから、今度は、前ほど間違えなかったわ」とおっしゃる。
確かに、素人の私でも??と思う音もありますが、
その音色は、清らかです。透明感がある。
こんなふうに弾いてほしいな、、、と思う演奏です。
魂に響いてくるのです。
永遠にピアノを弾いている人ではないか、、、と思うフジコ・ヘミングさんです。
フジコ・ヘミングさん (無料画像からお借りしました)
神さまを信じているフジコさんは、晩年になって、
その魂に届く演奏を、多くの人に聴いてもらうことができるようになりました。
苦しい時が、どれほど長くても、ピアノを弾き続けていた。