ご覧になりましたか。
NHKクローズアップ現代1/10(火) 「沢木耕太郎 自由を広げ、生きる」
少し前に書いた『天路の旅人』(沢木耕太郎 著)のことを主に語っておられました。
いままで、テレビに出ることは、避けておられましたが、
75歳になり、「この作品が最後のノンフィクションになっても納得がいく」という心境になられたからだろうか。
(高倉健さんも、ある年齢になって、密着取材を了承された。)
自由を広げて、生きる尊さを、主人公西川一三さんに見るという。
それは、ご自身のお父様の生き方と重なるようです。
その生き方が理想である、と言い、目指しておられることが伝わってくるインタビューでした。
優しい微笑みに、魅了されました。
いままで特にファンということもなく、友人の勧めで「深夜特急」や「天涯」の文庫本を
何冊か買いましたが、「深夜特急」は、読んでいると、無性に旅に出たくなってしまうので
読むのを中断中。
でも『天路の旅人』は、読んでみたい。
西川一三さんが、人には多くは語らず、しかし書き残しておられた原稿を手渡された
その責任を、25年かけて全うされた満足感が、あの笑顔に表れていたのかと思ったり。
国にも、誰にも、囚われない(拘束されない)自由人である旅人。。。
帰国後の静かな単調な日々。
なんとなく悟りを開いた人の、無欲な生き方なのかと思う。
それが沢木耕太郎さん自身の理想でもあるらしい。
ただし、旅をするお金は必要ですが、、、と。
一人の人生を追跡する。
そんな本なのだろうか、と思ったり。
2023年みなとみらいの白梅 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)
梅の香りを、馥郁(ふくいく)たる香りといいます。
水戸の偕楽園へ若い時にいきました。そのとき「梅」の真価に、初めて気づきました。
多くの種類があり、その香に圧倒されたことを思い出します。
梅子さんという名前をつけたくなる親の気持ちも、分かりました。
私は「キャパの十字架」は、読みました。
図書館で検索したら、かなりの著作がありました。
「理想に燃える青年」本当にそんな感じでした。清らかに歳を重ねておられました。
ほぼ同時代を生きる先輩。
『天路の旅人』読みたいですね。
図書館には、すでに入っていて、35番でした。。。買うか借りるか・・・。