「世界潮流の読み方」(ビル・エモット)を読みました。著者のビル・エモットは、
イギリスの経済誌「エコノミスト」の元編集長です。「地球規模で考える」という
のが筆者のスタンス。アメリカ、日本、EU、中国、インド、パキスタン、イラン、イス
ラエル、アフリカ、ハンガリーなど、世界の経済や政治、文化に関する40余りの
コラム集です。この本、いま結構売れているのですね。
しかし、どうなんだろ?この本を読みながら、気の抜けたサイダーを飲むような
気分になってしまいました。日本やEU、中国、インドの経済に対する見方が、と
ても楽観的なのです。この本の発行が2008年12月。この数カ月の経済の流れが
あまりに急激で、この本自体が「世界の潮流」から取り残されてしまったのでしょ
うね。
筆者は、この本の最後に10年、20年、30年かけて熟成していくハンガリーの
「トカイワイン」を紹介しながら、「待つことで人生は豊かになる」と述べています。
そうかも知れないけれど、「世界の潮流」は私たちを待ってくれないように思いま
した。
イギリスの経済誌「エコノミスト」の元編集長です。「地球規模で考える」という
のが筆者のスタンス。アメリカ、日本、EU、中国、インド、パキスタン、イラン、イス
ラエル、アフリカ、ハンガリーなど、世界の経済や政治、文化に関する40余りの
コラム集です。この本、いま結構売れているのですね。
しかし、どうなんだろ?この本を読みながら、気の抜けたサイダーを飲むような
気分になってしまいました。日本やEU、中国、インドの経済に対する見方が、と
ても楽観的なのです。この本の発行が2008年12月。この数カ月の経済の流れが
あまりに急激で、この本自体が「世界の潮流」から取り残されてしまったのでしょ
うね。
筆者は、この本の最後に10年、20年、30年かけて熟成していくハンガリーの
「トカイワイン」を紹介しながら、「待つことで人生は豊かになる」と述べています。
そうかも知れないけれど、「世界の潮流」は私たちを待ってくれないように思いま
した。
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