兵庫県立美術館で開かれている「シャガール展」に行ってきました。
昨日が、最終日。ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を中心に、
150点が展示されていました。
二年前に大阪のサントリーミュージアムで開かれたシャガール展は、
「愛」が一つのテーマだったと思うのですが、今回の展覧会は、シャ
ガールの生れ故郷であるヴィトビスクの街とユダヤ人としてのアイデ
ンティティーが大きなテーマだったように思います。
今回の展覧会で一番目を引いたのは、壁画の大作「ユダヤ劇場」でした。
なかなか迫力があったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7c/fdbd840b3f1c9b14a41188902c7de1bb.jpg)
もっともシャガールらしい絵の一つである「街の上で」。宙に舞い上がらば
かりの愛の喜びが表現されているのですが、画面の左片隅に排便をしている人
が描かれているのを初めて知りました。同じような排便をしている絵がもう一枚
あったのですが、パリから帰ったシャガールにとって故郷ヴィトビスクのイメー
ジと言えば、この「道端で排便する人」だったのでしょうね。
そういえば、僕が小さい頃には、路地や田んぼのあぜ道で小便をする人をも
っとみかけたっけ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3b/bc350524b456c0614aae5789c0f964a6.jpg)
ロシアからパリ、パリからアメリカへ。同じ故郷を描いても、次第次第に色彩
の鮮やかさがなくなり、絵から遠近がぬけおちていくところに、故郷を離れた
シャガールの寂しさがあらわれているように思いました。
昨日が、最終日。ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を中心に、
150点が展示されていました。
二年前に大阪のサントリーミュージアムで開かれたシャガール展は、
「愛」が一つのテーマだったと思うのですが、今回の展覧会は、シャ
ガールの生れ故郷であるヴィトビスクの街とユダヤ人としてのアイデ
ンティティーが大きなテーマだったように思います。
今回の展覧会で一番目を引いたのは、壁画の大作「ユダヤ劇場」でした。
なかなか迫力があったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/7c/fdbd840b3f1c9b14a41188902c7de1bb.jpg)
もっともシャガールらしい絵の一つである「街の上で」。宙に舞い上がらば
かりの愛の喜びが表現されているのですが、画面の左片隅に排便をしている人
が描かれているのを初めて知りました。同じような排便をしている絵がもう一枚
あったのですが、パリから帰ったシャガールにとって故郷ヴィトビスクのイメー
ジと言えば、この「道端で排便する人」だったのでしょうね。
そういえば、僕が小さい頃には、路地や田んぼのあぜ道で小便をする人をも
っとみかけたっけ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/3b/bc350524b456c0614aae5789c0f964a6.jpg)
ロシアからパリ、パリからアメリカへ。同じ故郷を描いても、次第次第に色彩
の鮮やかさがなくなり、絵から遠近がぬけおちていくところに、故郷を離れた
シャガールの寂しさがあらわれているように思いました。