兵庫県立美術館で開かれている「シャガール展」に行ってきました。
昨日が、最終日。ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を中心に、
150点が展示されていました。
二年前に大阪のサントリーミュージアムで開かれたシャガール展は、
「愛」が一つのテーマだったと思うのですが、今回の展覧会は、シャ
ガールの生れ故郷であるヴィトビスクの街とユダヤ人としてのアイデ
ンティティーが大きなテーマだったように思います。
今回の展覧会で一番目を引いたのは、壁画の大作「ユダヤ劇場」でした。
なかなか迫力があったです。
もっともシャガールらしい絵の一つである「街の上で」。宙に舞い上がらば
かりの愛の喜びが表現されているのですが、画面の左片隅に排便をしている人
が描かれているのを初めて知りました。同じような排便をしている絵がもう一枚
あったのですが、パリから帰ったシャガールにとって故郷ヴィトビスクのイメー
ジと言えば、この「道端で排便する人」だったのでしょうね。
そういえば、僕が小さい頃には、路地や田んぼのあぜ道で小便をする人をも
っとみかけたっけ・・・。
ロシアからパリ、パリからアメリカへ。同じ故郷を描いても、次第次第に色彩
の鮮やかさがなくなり、絵から遠近がぬけおちていくところに、故郷を離れた
シャガールの寂しさがあらわれているように思いました。
昨日が、最終日。ロシア国立トレチャコフ美術館所蔵の作品を中心に、
150点が展示されていました。
二年前に大阪のサントリーミュージアムで開かれたシャガール展は、
「愛」が一つのテーマだったと思うのですが、今回の展覧会は、シャ
ガールの生れ故郷であるヴィトビスクの街とユダヤ人としてのアイデ
ンティティーが大きなテーマだったように思います。
今回の展覧会で一番目を引いたのは、壁画の大作「ユダヤ劇場」でした。
なかなか迫力があったです。
もっともシャガールらしい絵の一つである「街の上で」。宙に舞い上がらば
かりの愛の喜びが表現されているのですが、画面の左片隅に排便をしている人
が描かれているのを初めて知りました。同じような排便をしている絵がもう一枚
あったのですが、パリから帰ったシャガールにとって故郷ヴィトビスクのイメー
ジと言えば、この「道端で排便する人」だったのでしょうね。
そういえば、僕が小さい頃には、路地や田んぼのあぜ道で小便をする人をも
っとみかけたっけ・・・。
ロシアからパリ、パリからアメリカへ。同じ故郷を描いても、次第次第に色彩
の鮮やかさがなくなり、絵から遠近がぬけおちていくところに、故郷を離れた
シャガールの寂しさがあらわれているように思いました。
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